汚部屋のアラフォー女が教える、「十数年の油汚れ」をやっつける必勝法【汚画像アリ】
――夫婦二人暮らしで汚部屋住まい。荒廃した住環境から脱し、「人として生きる」ことを誓った女による、お片付け実践レポート。「いつか掃除する日のために」と溜め込んだ、掃除知識をフル稼働し汚れに立ち向かう!
小さい頃から掃除が苦手で夫に怒られても掃除ができず、けれど夫に掃除を手伝わせることを拒み続けて数年。マンション全体での上水工事をきっかけに、ひどいありさまになった台所や小部屋などをきれいにしようと決意したアラフォー主婦、がいらんです。工事が終わった後も、朝から晩まで掃除を続けて台所の見た目をきれいにすることはだいたいできましたが、最後に換気扇掃除という大物を残していました。これ以上寒くなる前に、そして「今年の汚れ、今年の内に」を自分に言い聞かせ、自業自得ながら重い気持ちで十数年の油汚れと戦います。
このコラムには汚い画像が出てくる頻度が高いことをご承知おきください。
◎換気扇を掃除してみよう
シンクに入る大きさの部品は、二重にしたゴミ袋に60度のお湯とセスキ炭酸ソーダを入れて浸け置きして、翌朝こすってみました。大体落ちましたが、約十年の油分塩分水分埃の結合物は少しのセスキくらいではすっきりと落とせません。
油汚れは、アルカリ性の強いものとお湯でゆるめる(分離融解させ)と、苦も少なく落とすことができます。以前録画していたテレビ番組で知った、粉石鹸から作るプリン状石鹸が良いかもしれないと思い、ためしにガスコンロ周りを掃除したら、とても楽にきれいにできました。いける。しかしあまりに頑固な汚れなので、プリン状では汚れに留められないと判断したので、お湯と粉石鹸をクレンザーより少し固めな粘度にしたものを手で換気扇に塗りたくっていきました。
【換気扇に粉石鹸ペーストをひたすら塗りたくる】
◎塗り終わった後の全体像
なお、換気扇フードはゴミ袋に入れて風呂場へ持って行き、シャワーで熱湯を十分にかけた後、石鹸ペースト塗りたくりスポンジでよく洗いました。落ちるもんだ……。