織田裕二『IQ246』最終回7.8%の大爆死! 視聴者“置いてけぼり”だったラスト2話の悲劇
12月18日、織田裕二主演のドラマ『IQ246~華麗なる事件簿~』(TBS系)が最終回を迎えた。前回の第9話で、平均視聴率が初の2ケタ割れとなった同ドラマの最終回は、7.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)という大爆死だった。
同ドラマは、貴族の末裔にして、IQ246を持つ天才でもある法門寺沙羅駆(織田)が難事件を解決していく本格ミステリー。最終回は、沙羅駆と世界的に暗躍する犯罪コンサルタント、マリア・T(中谷美紀)が、命を懸けた心理ゲームに挑戦する……という内容だった。
「最終回は、エンディングらしからぬストーリー展開で、視聴者からは批判の声が噴出してしまいました。例えば、沙羅駆とマリア・Tの過去の因縁、ディーン・フジオカ演じる沙羅駆の執事・賢正がなぜ殺し屋をしていたのかなど、さまざまな設定が、なんの説明もないまま終わってしまい、視聴者を置いてけぼりにしているような印象が強かったですね。ネット上では、『謎がまったく解明されないまま終わった』『キャストも良かったし、設定も良かったのに、最後が微妙すぎる……。もう一度やり直してほしい』といった声が出ています」(芸能記者)
放送開始当初、貴族かつ天才の役を演じる織田の話し方が、ネット上で「わざとらしい」と話題になり、『相棒』(テレビ朝日系)の杉下右京や『古畑任三郎』(フジテレビ系)の演技を「パクッているのではないか」と指摘されたこともあった。
「それでも、第5話あたりからは、若干マイルドな演技に修正したようで、ディーンや土屋太鳳などキャスト陣の人気に助けられながら、初回から第8話までは視聴率10%超えを果たしていました。しかし、本来なら盛り上がりを見せるラスト2話で視聴率が急降下。脚本や演出が視聴者に受け入れられず、不発に終わったということではないでしょうか」(同)
一部視聴者からは、「続編を見越して、あえて布石を回収しなかったのでは?」という声も出ているが、最終回が7%台とあっては、TBSも続編制作に難色を示すと考えられる。織田の意欲作であったという『IQ246』だが、なんとも微妙な幕切れとなったようだ。