汚部屋の住人女が、人並みの「台所」を手に入れるまで――【汚画像アリ】決死レポート
さて、こんな状態からほぼ丸2日不休不眠で片付けまして、何とか工事の人を台所に入れることができました。今思えば、緊急措置な片付けと丸わかりのところに、よく人を入れたなと思うのですけども、水道屋さんは汚部屋を見慣れているだろう……と、いまだに自分に言い聞かせております。余談です。
汚部屋の台所を人並みに清潔したい
掃除をしていて気付いたのは、ゴミは捨てた分だけ減るので手をつけてさえしまえば意外と気楽なのに、汚れは落とさなければそのままで地味に心が荒むということです。不幸中の幸い……とは言わないかもしれませんが、私には掃除をしないくせに知識を溜め込むのが好きだという習性があります。その知識とグーグル様をフルに使い、まずは台所を人並みの清潔さに戻すと決めました。頭でっかちからの脱却です。いつかは部屋をきれいにして過ごしたいと思っていたので、それだけ溜め込んでいたんですね……行動するまでにだいぶ時間がかかってしまいましたが。いつか痩せるぞと思いながら、筋トレを覚えておく……みたいなものでしょうか。
休んだ日もありますが、台所の掃除に手を付け始めて1カ月あまり。いまだに全部の掃除が終わっていないのは、それだけ汚してきていたからです。どうせ掃除をするのなら苦労してでも一気にきれいにして、これからも続く生活=掃除、をこれほど大変な思いをしてやらずに済むようにしたいと考え、今も掃除を続けています。先ほど「豪快に散らかしても、現状回復に苦労することはなくなりました」と書けるようになったのも、この楽にしたいという目標に少し近付けているのだと思います。「とりあえず」や「今は」という言葉は汚部屋住人の敵だ……!
そして残る大物は1つ、換気扇だけとなりました。
【最近の台所】
汚部屋、換気扇との恐ろしい対面
掃除を始めた頃は仕事をしていなかったため、朝から晩まで毎日9時5時で掃除をすることができましたが、途中から仕事を再開したせいもあり、スローペースになりました。そんなある日の夕食後、「そろそろ(換気扇に)手を付けよう、数回に分けて少しずつ掃除をしよう」と見上げた換気扇フード、そこに下げていたS字フックをふと取り上げてみたら、その先に蜂蜜のような粘度の油がべっとりと付いていました。その近くにあった、取り外せるらしい換気扇の部品を、越してきて初めて引き抜いてみたら、ここが養蜂場なら大喜びするだろう蜂蜜のような粘度の油がドボドボと大量にガスコンロの上へ落ちていきました。心の中は大絶叫です。
【掃除前の換気扇】
【フィルター以外も外しましたが、なにこれつらい】
発作的にグリスフィルターやシロッコファンの蝶ナットやベルマウスを外して、ある程度分解してしまいました。折角きれいにしているのに、こんな状態は嫌だ……! 電動ドライバーがあると、こんな時はかどります。
分解してしまったなら、もう換気扇掃除を始めるしかありません。手元に少し残っていた、「セスキ炭酸ソーダ」で煮洗いするところから、今回の本題「換気扇を掃除しよう」はスタートしました。
がいらん
東京23区在住、汚部屋から脱出して人並みの暮らしを手に入れたいアラフォー。夫と2人暮らし。
ブログ「人になりたい」