汚部屋の住人女が、人並みの「台所」を手に入れるまで――【汚画像アリ】決死レポート
――夫婦二人暮らしで汚部屋住まい。荒廃した住環境から脱し、「人として生きる」ことを誓った女による、お片付け実践レポート。「いつか掃除する日のために」と溜め込んだ、掃除知識をフル稼働し汚れに立ち向かう!
普通の人には想像もできない世界が「汚部屋」
はじめまして、がいらんと申します。
私はとても汚い部屋、いわゆる汚部屋住人です。といっても、まあまあ整理整頓が好きな夫とのふたり暮らしですので、特にひどいのは2カ所でした。それが台所と、四畳半の小部屋です。以下、このコラムには汚い画像が出て来る頻度が高いことをご承知おき下さい。
夫に何十回何百回何千回と怒られながらも掃除ができず、けれど夫に掃除を手伝わせることを拒み続けて数年。マンション全体で上水工事をしなくてはならなくなり、汚い台所の掃除に手を付けたのが11月始めのことでした。そこから2日で、なんとか他人様を中に入れても殺さないところまで持って行き、あとはこんな状態に戻らないようにするために掃除をしながら、「自分はどうしてここまで汚くすることができたのか」と「自分はどのような状況だと散らかすのか、どんなふうに散らかしてそれを蓄積させていくのか」を記録しています。
そんな私の、掃除前最初の画像です。先ほどもお断りしましたが、普通の生活をしている方には想像もできない世界だと思いますので、ご覧になる方は気を強くお持ちになって下さい。
【台所入口から】
【シンクなどカウンター上の惨状】
……よくぞここまで汚くできたものです。その上、床・壁・キャビネットの表面・ガスコンロに換気扇に至るまで何かがこびり付いていました。今も変わらず、我ながら豪快に散らかしてはいますが、現状回復に苦労することはなくなりましたので、ご安心下さい。また、シンクがこんなありさまになった後の食事の支度はここではなく、ダイニングテーブルやコーヒーテーブルの上でしておりましたので、併せてご安心いただけたら……恐いですよね。私もです。