フリー女子アナ戦線に異状アリ!? 夏目三久を「番組出演本数」で抜いた若手とは?
メディアの調査・分析を行うニホンモニター社が12月13日、恒例の「2016タレント番組出演本数ランキング」を発表した。全タレントでは、TOKIO・国分太一が659本で3連覇を達成。女性タレントでは、ハリセンボン・近藤春菜が457本で、3年ぶりに女王の座に返り咲いた。
同ランキングは、出演番組ののべ本数であるため、『白熱ライブ ビビット』(TBS系)、『国分太一のおさんぽジャパン』(フジテレビ系)と2つの帯番組を持つ国分は、圧倒的に有利。2位は12年、13年の王者で、帯番組『ノンストップ!』(フジテレビ系)の司会を務めるバナナマン・設楽統で、昨年の556本から621本と大きく数字を伸ばしたが、さすがに国分を逆転するのは困難だったようだ。
ただ、重要なのは、本数ではなくその中身。国分が出演する『ビビット』は低視聴率に沈んでおり、『おさんぽジャパン』は5分のミニ番組。一方、設楽が出演する『ノンストップ!』は、低迷するフジの中では、時間帯的にまだ善戦している番組の1つ。放送するテレビ局への貢献度や視聴者への印象度では、設楽の方が上だろう。その意味では、国分の出演本数トップに、どれほどの価値があるかは甚だ疑問だ。
そんな中、飛躍的に出演本数をしたのが、“黒すぎるキャスター”として、バラエティ番組への出演が多くなった岡副麻希だ。トップ20にはランクインできなかったものの、女性タレント内では、339本で堂々の5位に食い込んだ。同ランキングでは、局アナは対象外になっているが、フリーの女子アナでは岡副がトップに立った。昨年、女性3位で、女子アナではトップだった夏目三久(16年は女性6位、327本)を抜いたのだから、快挙と言えそうだ。
岡副は早稲田大学文化構想学部在学時の14年に、セント・フォースの若手部門が分社したスプラウトに所属。現役女子大生キャスターとして、『めざましテレビ アクア』(フジテレビ系)のお天気コーナー担当でデビューを果たした。特徴的な小麦色の肌に、愛くるしいルックス、美脚、そして天然キャラで人気は急上昇し、昨年3月に同大学を卒業すると、セント・フォースに移籍し、『めざましアクア』『めざましどようび』(同)のレギュラーとなった。さらに同年9月末より、『めざましテレビ』(同)のスポーツ担当となって、露出が激増。フリーながら、すっかり“フジの朝の顔”として、認知度が急上昇している。『めざましアクア』は今年4月1日で卒業したが、フジのみならず、各局のバラエティ番組から引っ張りだことなったのも、ランクインの要因だろう。
まだ24歳と若く、キャラが立っているだけに、今後も“岡副旋風”は続きそうな気配で、来年以降さらなる飛躍が期待できる。今年は「第12回好きなお天気キャスター&気象予報士ランキング」(オリコン調査)でも4位に入っており、この勢いなら、来年は「好きな女性アナウンサーランキング」でトップ10に入る可能性もありそうだ。
★「2016テレビ番組出演本数ランキング」(タレント)
1位 国分太一(TOKIO) 659本
2位 設楽統(バナナマン) 621本
3位 澤部佑(ハライチ) 480本
4位 坂上忍 458本
5位 近藤春菜(ハリセンボン) 457本
6位 羽鳥慎一 455本
7位 加藤浩次 421本
8位 小島瑠璃子 413本
9位 上田晋也(くりぃむしちゅー) 411本
10位 大久保佳代子(オアシズ) 410本
11位 日村勇紀(バナナマン) 408本
12位 博多大吉(博多華丸・大吉) 400本
13位 春日俊彰(オードリー) 399本
14位 高橋茂雄(サバンナ) 393本
15位 矢作兼(おぎやはぎ) 391本
15位 有吉弘行 391本
17位 渡部建(アンジャッシュ) 388本
18位 土田晃之 383本
19位 林修 382本
20位 千原ジュニア(千原兄弟) 353本
(田中七男)