吉田羊『レディ・ダ・ヴィンチ』全話平均8.1%……「フジは運に見放された」と嘆きが上がるワケ
吉田羊主演ドラマ『メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断』(フジテレビ系)の最終回が12月13日に放送されたが、視聴率は8.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と最後まで振るわない結果となった。
同ドラマは、手術中に幻覚を見たことで、脳神経外科医を辞めることを決意した橘志帆(吉田)が、原因不明の病を扱う部門の診断医となり、患者と向き合っていく医療ミステリードラマ。最終回の第10話では、「モヤモヤ病」を患った天才ピアノ少女を救うため、志帆が自ら執刀することを決意する……という内容だった。
「志帆は、“ゴッドハンド”と呼ばれるほど凄腕の外科医だったという設定で、そのオペシーンに期待する視聴者も多くいたようです。しかし、終盤でようやくオペシーンが描かれたものの、引っ張った割には一瞬で終わってしまい、『オペシーン短すぎ! ほぼカットされてない?』『オペシーンが見どころだったのに』『最終回に内容を詰め込みすぎだな』といった声が続出しました」(芸能プロ関係者)
そのほか、今回が最終回ということで「いつも患者を救う話で、ストーリーに波がなかった」「全体的に地味な印象のドラマだった」などと同ドラマを振り返る声もあった。
「最終回の視聴率は、初回と同じ8.8%で、全話平均も8.1%とパッとしない数字になりました。10月クールには、同じ女医ドラマである米倉涼子主演の『ドクターX ~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)の第4シーズンも放送され、こちらは第9話までで平均21.5%を記録。放送前から、『「ドクターX」には完敗だろう』とネット上で予想されていましたが、まさにその通りの結果に。『ドクターX』と同時期に、女医ドラマを放送してしまうという、フジの“運のなさ”が露呈してしまいました。」(同)
フジが火曜10時のTBSドラマとの競合を避けるため、新設したという火曜午後9時のドラマ枠。その初作品として放送された『メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断』だったが、視聴率を見る限り、成功したとは言い難いようだ。