『家政婦のミタゾノ』、TOKIO・松岡の「代表作になる」!? 視聴率も同時間帯1位連発
TOKIOの松岡昌宏が主演を務める秋ドラマ『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系)。松岡が女装姿を披露していることでも話題の作品だが、安定した視聴率を記録し、視聴者からも高評価を得ている。
松岡が演じている三田園薫は、家政婦ではなく実は女装した“家政夫”という役どころ。家事スキルは高いものの、家庭の事情を覗き見する趣味がある三田園が、“家庭内の汚れ”をも掃除していくというストーリー。テレ朝といえば、ドラマシリーズ『家政婦は見た!』が有名なだけに、『ミタゾノ』は作品名やキャラクター設定を含め、放送前から注目を集めていた。
「1話完結で、三田園とコンビを組む家政婦の花田えみり(清水富美加)が、派遣先の家庭を訪問し、トラブルを解決していく痛快ドラマです。『洋服にシミがついてしまった時の応急処置法』など、三田園が家事テクニックを披露するシーンも定番で、実用性とエンターテインメント性に富んだ作品になっています。脚本は骨太ドラマの『半沢直樹』『下町ロケット』(ともにTBS系)などを担当した八津弘幸氏。どちらも原作は池井戸潤氏ですが、ドラマ好きにとっては八津氏に対する期待度も高かったようで、1話終了後は『さすが「半沢」の脚本家だ』と、納得の声が出ていました」(芸能ライター)
放送は金曜午後11時15分開始の金曜ナイトドラマ枠だが、ネット上では「深夜放送はもったいない。脚本・演出・キャラクター、どれをとってもアッパレ」「家事テクニックも知れるし、1話完結で見やすい」と、好意的なコメントが目立っている。米倉涼子主演の人気医療ドラマ『ドクターX ~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)を引き合いに出し、「『ドクターX』の家政婦版って感じ。日本人はこういうの好きだよね」との声も。怪演を見せている松岡については「ハマリ役」「三田園薫は松岡の代表作になると思う」と、絶賛の嵐だ。
相棒の花田は、不気味な美田園とは対照的に天真爛漫な明るいキャラクターで、清水が好演。しかし、視聴者からは「『ミタゾノ』の清水富美加の役、めっちゃイラっとする」「コンビ役の騒がしさが少し鬱陶しい」「清水さんの独特な演技が受け付けないから、もう少しさっぱりした子がよかった」との手厳しい意見がある一方、「表情がなくて動きのゴツい美田園さんと、動き回るえみりちゃんがいいコンビ」「『ミタゾノ』に出てる清水富美加の演技がポップで楽しい」と、評価が分かれている。
「視聴率は第1話で8.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を獲得し、前クールの剛力彩芽主演『グ・ラ・メ!~総理の料理番~』の初回(7.2%)を上回っていました。10月28日放送の第2話で6.7%にダウンするも、3話で7.5%に上昇。7話までの視聴率は最低が6.7%(2話)、最高値は初回の8.2%ですが、裏の『A-Studio』(TBS系)を負かして『ミタゾノ』が同時間帯1位を取ることも。前クールの『グ・ラ・メ!』は4%台もあったので、『ミタゾノ』は好調といえるでしょう」(同)
第4話では、豪邸で暮らす後妻の若妻(中村静香)が身なりの派手な男性や友人を家に招いたり、高齢の夫(森下哲夫)に高カロリーな食事を食べさせる……というシーンが、「加藤茶夫婦の話みたい」などとネット上で話題になった。
12月9日放送の最終回では、三田園の“秘密”が明らかになるようだ。早くも続編希望が出ている『家政夫のミタゾノ』だが、果たして視聴率面は有終の美を飾ることができるだろうか?