芸能
ある意味個性的すぎるメンツ

小雪『大貧乏』、香里奈『嫌われる勇気』……フジ1月期連ドラ、「ショボすぎる」主演のワケ

2016/12/07 19:05
裏番組には夫・松ケンが出演という珍事

 

 ドラマの低視聴率が続き、主役級の俳優・女優からオファーを断れ続けているというフジテレビが、またまた苦肉の策に出たようだ。来年1月期、“日9”枠でオンエアする連続ドラマ『大貧乏』の主演が、よもやの小雪に決まったのだ。

 2011年4月に松山ケンイチと結婚した小雪は、現在2男1女の母親。子育てのため仕事をセーブしていたのか、脇役での扱いが多くなった。連ドラ主演となると、初主演作の『きみはペット』(03年4月期、TBS系)以来、14年ぶり2度目。連ドラのレギュラー出演は、今年1月期『フラジャイル』(フジテレビ系)以来となり、小雪が主役で視聴率が取れるのか甚だ疑問だ。

「フジ1月期の連ドラ『嫌われる勇気』(木曜午後10時~)の主演は、“大股開き写真”の記憶がいまだ消えない香里奈。前主演作の『結婚式の前日に』(15年10月期、TBS系)は全話平均5.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と大爆死しており、今の香里奈を率先して主演に起用したい局はいないだけに、主役に大物を据えたくても引き受け手がいない、フジの苦しい内状を物語っていますね」(テレビ誌関係者)

 『大貧乏』は、『失恋ショコラティエ』(14年、フジテレビ系)『リッチマン、プアウーマン』(12年、同)などの脚本を手掛けた安達奈緒子氏のオリジナル作品。2人の子どもを持つシングルマザーの主人公・七草ゆず子(小雪)は、勤めていた会社が突然倒産し、給与も貯金も全て失い、“大貧乏”に転落する。途方に暮れていたゆず子だったが、年商107億円を稼ぐエリート弁護士・柿原新一(伊藤淳史)から、「倒産には裏がある」と助言をもらったことで、理不尽な社会に立ち向かうことになるという、“お金”と“愛”をテーマにしたヒューマン・コメディだ。

「今年4月に復活したフジの“日9”ドラマは、大ヒットを連発する『TBS日曜劇場』の裏とあって苦戦が続いています。今期の『キャリア~掟破りの警察署長~』(玉木宏主演)は6~7%台をウロウロしていますが、それでも健闘している方です。来年1月期、裏のTBS日曜劇場は、木村拓哉主演の『A LIFE~愛しき人~』とあって、フジはもはや勝負を捨てているのでしょう。でなければ、さすがに、ゴールデンで、いまさら小雪主演という発想はないはず」(同)

 ヒロイン役がなかなか見つからず、すったもんだしたという報道もあった『A LIFE』だが、SMAP解散騒動で注目を集める木村主演作とあって、よほどのことがないかぎり、初回15%以上は堅いと見るマスコミ関係者は多い。『大貧乏』は、ヘタをすれば、4月期“日9”の『OUR HOUSE』(芦田愛菜&シャーロット・ケイト・フォックス主演)の全話平均4.5%を下回る可能性もありそうだ。
(田中七男)

 

 

最終更新:2016/12/07 19:05
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