愛子さまの登校チェックから、悠仁さま運動会潜入まで!? 現役“皇室記者”インタビュー
――一口に“皇室記者”といっても、媒体によって仕事内容はまったく異なるんですね。
X ちなみに宮内記者会の人間は、それ以外の媒体の人間などに対して何だか偉そうな態度を取る人が多いんだとか。確かに宮内記者は、ほかの媒体記者が取材できないところも取材できますし優遇されています。それで勘違いしちゃってる人もいるのかもしれませんね。
――そんなヒエラルキー意識も存在しているとは……。ちなみに、皇室記者になる人には、なにか特性があるものなんでしょうか?
X 特性などはあまりないかと思います。年齢なども特にどの世代が多いとかはないですが、皇室は、芸能や社会と違って特殊なジャンルで、知識も必要なので、長年同じ人が担当になりやすい傾向はあるかもしれないですね。
ただ、地道なことが得意な人は向いているかなとは思います。皇室はあくまで殺人事件や原発、地震などを扱う“社会系ジャンル”にあたります。事件を扱う際に、容疑者自宅周辺を聞きこみするように、皇室も地道な取材が多いです。例えば最近、取り沙汰されている愛子さまの長期欠席。どの媒体にも「何週間お休みをしていて~」とか書いていますが、これは毎朝、記者が学習院まで行って登校するかどうかをチェックしているそうです。佳子さまがICUに入学すれば、現地まで行って同大学の学生一人ひとりにあたって近況を聞くなどもしていると聞きました。
――では、皇室記者は、具体的にどのような1日を過ごしているのでしょうか。
X 各々が担当しているネタによりますが、天皇皇后や皇太子ご夫妻が公務に出られれば、その取材に行ったり、識者や医師のところに行って、愛子さまの不登校への見解を聞き、記事を構成していく流れも考えられますね。また、皇室の誰かが公務やご静養で地方に行く際、場合によっては、そこに行って現地の様子を取材する……というのもあるかと思います。週刊誌の人たちは悠仁さまが運動会に参加したり、愛子さまが文化祭に参加したら、保護者のフリして様子を見に行くなんてこともあるのではないでしょうか。
――皇室のスキャンダルなどもたまに飛び出しますが、読者には、どういったネタが人気ですか?
X 基本的に皇室の方々は、プライベートが謎なので人気だと聞きます。家ではどんなモノを食べているのか、どんなテレビを見ているのか、ファッション誌は読むのか、彼氏・彼女はいるのか、家族内でどんな話をしているのか……挙げればキリがないですが、とにかく“私的”な情報は何でもネタになるかと思います。例えば、「愛子さまは深夜アニメが好き」とか「佳子さまが苦手なのはうなぎ」とか、そんなことでもネタになり得るかと。ただ、私的な話すぎると宮内庁との今後の関係性もあるので、媒体によってはスルーすることもあると思います。
特に佳子さまは、“美しすぎるプリンセス”として話題になっているので、ICU内での様子なんかは、どこの媒体も情報がほしいんじゃないですかね。例えば、「学食で○○を食べていた」とか、それだけでOK。そういえばICU入学時には、「佳子さまがダンスサークルに入った」みたいなネタもかなり注目を集めていました。まぁ、とはいいつつ、佳子さまフィーバーも昨年がピークで、今年はちょっと落ち着いてきた感もあります。あとはやはり、今後、天皇家になる皇太子一家のネタは鉄板ですかね。