愛子さまの登校チェックから、悠仁さま運動会潜入まで!? 現役“皇室記者”インタビュー
日々、皇室にまつわるネタを追いかける“皇室記者”たち。同じ“記者”という名前がついているものの、彼らの仕事内容は、そのほかの芸能、政治、スポーツ分野の記者らとはまったく異なるといい、独特な取材の進め方やルールなども存在しているという。今回は、現役皇室記者にインタビューを行い、その取材方法や皇室ニュースの裏話、はたまた「記者に人気の皇族は誰?」といったことなど、ここでしか聞けない話を暴露してもらった。
――まず、皇室記者の仕事について教えてください。皇室の公務に同行して、取材をする姿をよく見ますが……。
皇室記者X(以下、X) 皇室の公務を取材するのも、仕事の1つです。ただし、その進め方は、新聞・テレビ・雑誌などで異なります。全国紙の新聞やテレビキー局などは宮内記者会に所属しており、皇室が公務で外に出られたりするときはぴったりと同行して、そのときの様子などを取材します。一方で週刊誌などの雑誌は、基本的に日本雑誌協会(雑協)に所属していて、皇室のどなたかが公務に出られる場合は、宮内庁→雑協→各出版社の流れでお知らせがきます。取材したい案件ならば、取材申請を行って当日現場に行きます。記者はあまり行かずに、カメラマンだけが行くことが多いみたいですね。
というのも、公務が行われると、新聞・テレビ・通信社などがすぐに自社媒体でその情報を流してしまい、後発で出る雑誌は、詳しく公務の内容を書くことがあまりないんです。とりあえず写真は撮っておこうというスタンスだと思われます。
――皇室記者の中でも 新聞・テレビ・雑誌によって取材内容は違うのですか?
X 宮内記者会に所属する新聞やテレビはいわゆる“番記者”なので、例えば「天皇皇后が岩手県の被災地に訪問されて、被災者と言葉を交わされました」というような、事実しか報道しません。宮内記者会を“オモテの取材”とするなら、週刊誌のような雑誌は“ウラの取材”と言えるかと思います。
例えば「美智子さまから雅子さまへの極秘プレゼント」といったような、表立っては報道されないウラの事実を追いかけて掲載します。そのためには、愛子さまが通う学習院女子中等科、悠仁さまが通うお茶の水女子大学附属小学校、佳子さま・眞子さまが通う国際基督教大学(ICU)などの関係者に、情報をくれるネタ元を作るなどが基本かと思います。宮内記者会の人だと、普段から皇族方の近くにいる東宮職や侍従から話が入ってくることもありますね。今夏に明らかになった生前退位のスクープなども皇室に近い人物からのリークなのかもしれません。