玉木宏『キャリア』主演起用に、現場はブーイング!? 背景に「フジの情けない大人の事情」
玉木宏が主演する連続ドラマ『キャリア~掟破りの警察署長~』(フジテレビ系)が、視聴率で苦戦している。初回平均視聴率7.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、第2話6.2%、第3話7.4%、第4話6.9%と低空飛行を続けており、玉木の主演起用については「現場は不満しか持っていない」(テレビ局関係者)という。玉木が持つ“特権”ゆえに関係者から疎まれているというが……。
『キャリア』は玉木にとって昨年1月期の『残念な夫。』(同)以来の連ドラ主演だが、こちらも全話1ケタ台で最終回を向かえていた。
「今回の主演オファーは、制作現場が希望したものではなく、編成からの直接“指定”されたもの。フジテレビには、玉木を主演で起用しなければならない事情が存在するんです」(同)
人気や実力、また事務所の戦略など、ドラマ主演決定には、さまざまな要因があるとされる。ジャニーズ事務所やオスカープロモーションなど大手プロは、多数のドラマ枠を持っていることでも知られているが……。
「玉木は少々事情が異なります。実は、フジテレビは玉木に大きな借りがあるんです。2012年、フジは『料理の鉄人』の後継として『アイアンシェフ』を鳴り物入りでスタートさせ、メインMCに玉木を起用したものの、視聴率1ケタ台を連発して、たった半年で打ち切りに。玉木の顔に泥を塗ってしまったわけです。その借りを返すために、フジは玉木の主演ドラマを制作しており、『残念な夫。』『キャリア』に続き、今後もう1作くらいは放送されるかもしれませんよ」(同)
もちろん、「知名度があり、フジの大ヒットドラマ『のだめカンタービレ』の主演を務めた実績のある玉木だからこそ、こうしたフジの“罪滅ぼし”による主演起用がかなった面もあります。しかし編成の指示に従わなければいけない現場は、面白くないでしょうね。このような状況ですは、視聴率が伸び悩むのも当然かもしれません」(同)。
全ては“大人の事情”でスタートしていた『キャリア』。いくら局側が融通してくれた主演とはいえ、玉木自身もそろそろ結果を出さなければ、今後の作品も望めなくなりそうだが……。