数学教師に受刑者も!? SNSでチャンスをつかんだイケメンモデルたち
近年、モデル界においてSNSは威力を増す存在となっている。インスタグラムのフォロワー数が多く、若い層に強い影響力を持つケンダル・ジェンナーらを正式なモデルとして採用するブランドも増え、ファッション界においてもSNSは無視できないツールとなってきたのだ。女性以上にシビアな競争を強いられる男性モデルの中にも、SNSで注目されるようになり、大きくキャリアアップした者もいる。またSNSを通して大手モデル事務所が新人モデルをスカウトすることも、トレンドとなっており、スーパーモデルになった成功例もあるのだ。今回は、そんな「SNSでチャンスをつかんだイケメンモデル」をご紹介しよう。
■ピエトロ・ボセリ
イタリア出身のピエトロは、少年時代から美形で、6歳の時に子どもモデルとしてスカウトされ、アルマーニ・ジュニアなどのモデル経験を持つ。勉強が大好きだった彼は、モデルより学業を優先するようになり、奨学金を得て、ロンドン大学に進学。博士号取得への勉強を始めた21歳で、数学の教鞭をとるようになった。超イケメン先生だった彼のクラスは人気で、ファンになった学生たちが連日写真を撮り、Facebookに投稿するように。「ロンドン大学のイケメン数学教師」だと拡散され、彼をひと目見ようとクラスは人であふれ返ったという。
ピエトロは生活のためにと細々とモデルを続けていたのだが、チャラいと思われるのを避けるため学生たちには伝えていなかった。しかし、ウワサが広まり、2014年1月、学生の1人がモデルをしているピエトロの写真と教壇に立つ写真を並べてFacebookに投稿。この写真が、英大手モデル事務所「Models 1」の目に留まり、契約をオファーされた。契約後、すぐにアバクロンビー&フィッチなど大手ブランドのモデルの仕事が舞い込み、「イケメン先生」として大きな話題を集めるようになった。
筋骨隆々の肉体がまぶしいピエトロだが、フィットネスを始めたのは「学業により集中できるようになるため」「集中力はアップするし健康的だし、いいことづくめだよね」とインタビューで説明している。体づくりにも熱心で、フィットネス大手「WBFF」のヨーロピアン・フィットネスモデルを決める大会への出場経験も持つ。大会では長身クラスで見事チャンピオンに輝き、フィットネス界でも知られた存在となっている。
■ラッキー・ブルー・スミス
近年の男性モデルブームを築いたとされるラッキー・ブルーは、米ユタ州出身のモデル。3人の姉を持つ末っ子の彼は、姉たちと一緒に10歳の時にモデル事務所にスカウトされ、12歳で大手モデル事務所「ネクスト・モデル・マネージメント」と契約を結んだ。その直後、有名ファッションデザイナーでフォトグラファーのエディ・スリマンが撮影したファッション誌「ヴォーグ・オム・ジャパン」の白黒写真で業界から注目されるように。
そんな彼が一気に知名度を上げたのは、インスタグラムだった。フォロワーたちと会えるように、事前に訪れる場所をインスタグラムで告知。会いに来てくれたファンとは、がっちりとハグをしたり、意気投合すると遊んだり、その様子を感謝の言葉と共にインスタグラムに投稿。「会いに行ける気さくなスーパーモデル」としてたちまち人気者になったのだ。
インスタグラムにはモデルの写真のほか、姉たちと組んでいるバンドのプロモーション画像や動画も投稿。現在18歳だが、澄み切ったブルーの瞳とプラチナムブロンドヘアーの野性的な少年っぽさがたまらないと多くのファンを魅了している。