『べっぴんさん』すみれのベビーショップがピンチ! 戦後の“働く主婦”像に賛否両論も
ニッポンのお茶の間をわかし続ける国民的番組“朝ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週2回(火・金曜日)お届けします!
『べっぴんさん』(NHK総合/月~土、午前8時) 戦後の焼け野原の中、坂東すみれ(芳根京子)が家族のため、そして女性たちのために子ども服づくりに邁進していく物語。神戸に本社を置く子ども服メーカー「ファミリア」の創業者たちの軌跡をモチーフにしている。
■11月5日(土)/30話~11月8日(火)/32話
30話では、良子(百田夏菜子)に続き、君枝(土村芳)も夫・昭一(平岡祐太)が戦争から帰還したことをきっかけに、すみれとオープンした「ベビーショップあさや」を離れてしまう。一方、大阪の闇市では、五十八(生瀬勝久)が闇市の元締めである根本(団時朗)と対峙。根本、そして闇市で働く者たちに、未来のことを考えて今を生きていかなければならないと語りかける。このシーンには、視聴者から「緊張感がハンパない」「根本と五十八の大物感がすごいな」「ドラマに厚みを与えるベテランが素晴らしい」と絶賛の声が上がった。
31話では、ランディ夫妻から頼まれたテーブルクロス作りに奮闘するすみれと明美(谷村美月)のもとに、良子と君枝が訪れる。「少しだけでも手伝えるかもしれない」という2人に、「責任を持って仕事できるのか」と問い詰める明美。視聴者からは「明美ちゃんのこういうはっきりしてるところ本当にいい!」「ここまでズバッと言える明美の存在は大きい」との声が出る一方で、「当時と今とでは価値観が違う。女性が家を空けて働くことの方が『無責任』といわれる時代だったかと思うと、2人を責めきれない」「明美ももう少し優しく諭すべきだったんじゃ」といった声もあるなど、賛否両論を巻き起こすシーンとなった。
32話で、夫・昭一を説得して「あさや」に戻ってきた君枝。しかし、無理がたたって体調を崩し入院となり、結局、店を辞めてしまうことになる。ネット上では、視聴者の「君枝の気持ちを考えると、ほんとにつらい」「すみれも明美も、君枝を責めることもできないし、難しいなぁ」「今日は君ちゃんの回だった。希望を諦めなきゃいけない無念さがすごく伝わってきた」といった悲痛な声が飛び交った。
良子、君枝が辞めてしまい、すみれと明美の2人きりになった「あさや」のこれからに、視聴者の注目が集まる。