「香取慎吾引退」「メンバー間の溝修復」……SMAPの情報合戦が混戦を極めている舞台裏
解散まで残り1カ月ほどとなったSMAPだが、各週刊誌の情報合戦は混戦を極めている。“御用達メディア”とされる媒体でも、ジャニーズ事務所からの圧力が薄まりつつあるというだけに、もはやSMAPに関しては“書きたい放題”に近い状況へ陥っているようだ。木村拓哉以外のジャニーズ退所説、さらには香取慎吾の芸能界引退説も飛び出す中、その内情はというと……。
年内解散を正式発表した8月中旬以降、週刊誌のみならずスポーツ紙に情報番組と、芸能を扱うマスコミは、ほぼSMAP一色となった。そして各社とも、SMAPを取り扱ったことによって、予想以上の売り上げ・視聴率を記録したのだという。
「マスコミ側が色めき立つ一方で、ジャニーズサイドは、とにかくこれ以上波風を立てぬよう淡々と予定された撮影などを進める姿勢です。一時期は、ジャニーズの一部幹部スタッフから、メンバーに関する情報がもたらされる度、各社がエサに群がるコイのように飛びつくといった状況が続いていました」(女性誌デスク)
ところがそんな“おこぼれ”も、10月にはほぼストップしてしまったそうだ。それでも、一部週刊誌は「何が何でもSMAPのページを作る」という体制を続けているという。
「その結果、前週と話がまるで違っているなど、担当記者の考えによって同じ雑誌なのに正反対の情報が乱発されるようになってしまいました。メンバー内の亀裂が回復したと報じられたかと思えば、翌週には『修復不能』となったり、香取慎吾の引退説が否定されたり肯定されたり……。それでも売り上げは上がると言えば上がるのですが、正直ネタもないのにSMAPページを担当するのは、今や苦痛になりつつあります。たとえ整合性が取れなくとも、記事を作らざるを得ない状況ですよ」(同)
来年のソロ活動に向けて、各メンバーとも今年は粛々と仕事をこなしているというが、「一説によると、一部メンバーがとにかくやる気を見せず、本来出るべき番宣を断ってしまったといわれています。」(同)という。
もはやSMAP各人の本心や動向という以前に、マスコミ側が望む「より刺激的な新情報」に寄りすぎている報道状況は、果たしていつまで続いていくのだろうか。