三代目JSB、「R.Y.U.S.E.I.」披露を拒否? フジプロデューサーが激怒したLDHの特別要求
年末に発表される「日本レコード大賞」の“買収疑惑”が持ち上がっている三代目 J Soul Brothers。彼らの代表曲といえば、2014年リリースの「R.Y.U.S.E.I.」だが、テレビで歌う機会がほぼなくなっているという。所属事務所・LDHの思惑により、すでにテレビ局内では「R.Y.U.S.E.I.」は“タブー視”されつつあるようだが……。
14年末の『第56回日本レコード大賞』を受賞した「R.Y.U.S.E.I.」は、間奏中にメンバーが披露する“ランニングマン”が大ブームに。三代目JSBの名を一躍スターダムに押し上げた名曲で、今年は9月放送の『MUSIC STATION ウルトラFES』(テレビ朝日系)などで歌われたものの、以前よりパフォーマンスの機会が明らかに減少している。
「三代目JSBは『R.Y.U.S.E.I.』以降も新曲を出しているので、当然といえば当然なのですが……テレビ局サイドが、『ぜひ「R.Y.U.S.E.I.」を』とオファーしても、事務所関係者が『新曲を歌わせろ』と、強く希望してくるんです。ほかのアーティストが、過去のヒット曲を歌っていたとしても、お構いなしで要求してくるので、テレビ局も困っています。ちなみに、昨年12月16日放送の『2015 FNS歌謡祭』(フジテレビ系)で、フジが『R.Y.U.S.E.I.』をリクエストした際もごねられ、その見返りにLDHは、派生ユニットを集めた『EXILE TRIBE』としてのメドレーを要求。結果的に三代目JSBは当時の最新ナンバーだった『Unfair World』を単体で披露し、その後のメドレーの中で『R.Y.U.S.E.I.』を歌いました」(テレビ局関係者)
同日は、LDHに所属する女性グループ・E‐girlsのメドレーも行われたほか、大トリはEXILEが務めており、LDHカラーの強い放送となっていた。
「『FNS歌謡祭』に出演するアーティストの多くは、過去の代表曲を歌います。なじみある曲を歌った方が、やはり視聴者も喜びますからね。新曲をPRしたいという事務所の気持ちもわかりますが、LDHの“特別待遇”要求に、番組プロデューサーも怒りを露わにしていました」(同)
いまやその影響力は、ジャニーズ事務所やバーニングプロダクションなど、最大手芸能プロにも肩を並べるといわれるLDH。こうしたゴリ押しが成功するのも、営業努力の結果といえなくもないが、同時に業界内で広まりつつある批判の声を、今後も無視して突き進むつもりなのだろうか。