おっぱい封印でキム・ヘスがマジメに演技! 今年最高ドラマと呼び声高い『シグナル』
A美 圧がすごいな~(笑)。
T子 私の中では「2016年のベストドラマ」だからぜひ見てほしいのよ~。
A美 周りの友達の評判もいいんですよね。韓国でも視聴率がものすごくよかったって聞きました。
T子 これは見て損なしっ! 面白くないだなんて言わせないわ!
A美 いつになく言い切りますね。ただこのドラマって捜査ものじゃないですか。
T子 そうだよ。現在と過去の刑事が手を組んで未解決時間を解決していくの。
A美 そこがちょっとなぁ……。捜査ものにファンタジーが加わるってことですよね。それって大丈夫です? リアリティが薄れません?
T子 A美ちゃん、キム・ウニ先生のこと見くびってもらっちゃ困るわ!
A美 だ、誰スか(笑)?
T子 こらっ! キム・ウニ先生といえば、“サスペンス不毛地帯”といわれる韓国で名作を生み続ける、韓国捜査ドラマの巨匠でしょーが!
A美 と言われても……。
T子 こらこらこらっ! 『サイン』も『ファントム』も『スリーデイズ』も知らないの? 全部、先生の脚本よ!!
A美 『ファントム』はなかなか面白かったです。始まってすぐにソ・ジソブ演じる主人公が死んだと思ったら、チェ・ダニエル演じる男が顔面整形&声帯手術をしてソ・ジソブの役になりすまして事件を解決していく、って流れに持ってったじゃないですか! そんな設定、誰が予想できます(笑)?
T子 あはは。
A美 結局、演じてるのはソ・ジソブなわけで、「でもこれって本当はチェ・ダニエルが整形したんだよね」とか考えながら見てたら、ややこしくって(笑)。とにかく、あの顔面整形刑事というトンデモ脚本を生み出した先生ならば、『シグナル』の設定も気になります。
T子 私が言いたいキム・ウニ先生の魅力はそういうのとは違うんだけどなぁ……。ま、とにかく興味を持ってもらえたならうれしいわ(笑)。『シグナル』は、現在のプロファイラーと過去の刑事が古い無線機でつながるのよ。
A美 時空を超えて会話するんですか?
T子 そう。それも決まって夜11時23分に。
A美 超ファンタジー!
T子 過去の刑事は、現代を生きるプロファイラーからの情報をヒントに捜査をして、未解決事件を解決しようとする。それをきっかけに過去が変わって未来も変わるという展開。
A美 ほうほう。
T子 過去を変えたことでよい結果にもなれば、ヘタに過去を変えたばっかりに、新たな問題が発生したりもする。過去に情報を伝えるのも、相当な覚悟がいるわけよ。
A美 流れはわかりましたけど、でもやっぱり捜査ものにファンタジーって、ご都合主義な気がするんですよね。そんなんで解決したらズルい(笑)。
T子 たしかに奇妙な設定なのは認めるわ。でも見てて納得できちゃうから不思議。
A美 そこが巨匠の腕の見せどころなんですね。