芸能
奇跡の大復活?

“薬物疑惑”を実名報道されたタレントの現在――マスコミに握られた「決定的な物証」

2016/11/12 11:45
「ハイパーメディアクリエイターと電撃婚」でいろいろ察したあの頃

 大麻取締法違反で逮捕された高樹沙耶だが、一部マスコミ関係者の間では以前から「麻薬取締部にマークされている」「逮捕は時間の問題」といわれていたという。しかし、実際に高樹の取材に動いたメディアもあったものの、清原和博やASKAのように、実名で報道されることはなかった。

「高樹が内偵されているという情報は、参院選出馬を表明した春先以降、マスコミ関係者の間でささやかれるようになりました。しかし、『捜査当局が動いている』というだけの情報で、報道することはほぼ不可能。証拠を出せなければ、訴えられた際に勝てないし、また記事が出ることによって、捜査に悪影響を及ぼす危険性もあります。警察としても、確実な証拠がなければ逮捕はできないというだけに、有名人の犯罪行為疑惑を実名で報道するのは、何よりも慎重にならざるを得ません」(週刊誌記者)

 しかし近年芸能界では、薬物使用を実名報道された芸能人もわずかながらに存在する。1人は、高樹と同じく、2012年に大麻使用を「週刊文春」(文藝春秋)に報じられた沢尻エリカだ。

「沢尻の大麻使用疑惑は、“薬物検査に陽性反応が出た”と記された前所属事務所からの『契約解除通知書』、さらに『大麻インストラクター』なる肩書のスペイン在住男性の証言とともに、断定的に報道されました。そして直後に公開された主演映画『ヘルタースケルター』のプロモーションもほぼ行われず、沢尻は公の場から姿を消してしまった。翌13年末のスペシャルドラマ『時計屋の娘』(TBS系)主演、さらに翌年の連続ドラマ『ファースト・クラス』(フジテレビ系)主演で、ようやく芸能活動を再開。現在では、これらの報道はまるでなかったかのように女優活動を行い、昨年は月9『ようこそ、わが家へ』(同)に出演、さらには製薬会社のCMにも出演するほどになりました」(スポーツ紙記者)

 さらに今年2月には「週刊新潮」(新潮社)が、清原の“シャブ仲間”として、長渕剛の覚せい剤使用疑惑を報じた。

「清原自身の証言として、長渕と2人で東京・帝国ホテルのスイートルームにこもって覚せい剤を使用していたことを明かす内容の記事が掲載されました。さらにその証拠写真が、捜査員の目に触れている可能性も示唆。こちらに関しても、証拠写真の存在を匂わせていることから、『新潮』は裁判になっても負けないような、決定的な“物証”を手にしている可能性が高い。事実、犯罪行為を実名報道された長渕側は、新潮社側を提訴さえしてないわけですからね。そんな長渕の報道後の活動状況ですが、今年8~9月にファンクラブ向けのライブツアーを開催。報道前からほとんどテレビには出演していなかったため、“露出が激減した”という印象は皆無ですが、長渕サイドは『薬物報道のイメージを一刻も早く消し去りたい』と思っていることでしょう」(同)

 清原の逮捕により、今年は業界内で、タレントの“薬物疑惑”のウワサが頻繁に流れるという。果たして次に、沢尻や長渕のような実名報道をされるのは、一体誰になるのだろうか。

最終更新:2016/11/14 18:38
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