SMAP、突然の“確執解消”報道の怪――「ファンをなだめたい」事務所の策略か?
香取慎吾と木村拓哉の衝突、通称“香取の乱”を報じた「女性セブン」(小学館)が、27日発売の最新号で、メンバー間のわだかまりが消えつつあると報じている。とはいえ、SMAP分裂騒動時、“香取戦犯説”をいち早く伝えた同誌だけに、関係者からは今回の報道に懐疑的な声が出ているようだ。
同誌では、17日放送の『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)で、香取が木村お気に入りのバングルをつけていたことを詳報。番組収録でも、かつてのようなぎすぎす感は消え、メンバー同士の距離が近づいてきたようだ。
「しかし、記事の結論は、年末でSMAPは解散し、来年以降は個々の活動がスタートするとまとめられています。紹介されているファンの反応も、解散に対する批判や疑問は一切なく、各メンバーの現在や今後に期待する意見ばかりです」(スポーツ紙記者)
こうした報道内容に対して、マスコミ関係者からは「事務所の思惑を感じざるを得ない」と辛辣な声が聞こえてくる。
「『セブン』に限ったことではありませんが、近頃ジャニーズ事務所は、マスコミに対して報道規制をかけてくる機会はほぼなくなり、むしろ幹部たちが積極的に、各社に情報を流すようになりました。それは、かつてのようなマスコミ統制が、このネット時代に通用しなくなったという考えからで、今年になって所属タレントの熱愛報道が連発しているのもそのためです。しかし、幹部が流す情報は、結局のところジャニーズにとって都合のいい話でしかない。“メンバーの不仲による解散”と報じられた際、SMAPファンから猛ブーイングが巻き起こっただけに、“メンバー間の確執はなくなった”としてファンを納得させ、穏便に解散を進めたいだけでは。結局、メンバー本人の声が封じられていることに違いはありません」(テレビ局関係者)
ジャニーズ御用達のマスコミ各社が、すでに来年以降の活動予定を伝えているのも、つまりはジャニーズ側の希望といったところだろうか。果たして、ファンが望む“メンバーの本心”が、公の場で聞ける日は訪れるのだろうか。