乃木坂46との共演で発揮された、KinKi Kids・光一の“普通の男子感”と剛の“警戒心”
「絶叫マシンに乗りたい」という生駒と光一、シャンプーハット・てつじのチームと、「あえて乗らない楽しみ方を」というシャンプーハットこいで・剛・西野・高山の2チームに分かれ、園内を回る一行。生駒、光一、てつじチームは絶叫マシンに乗り、王道な楽しみ方をしている。
一方、絶叫マシンに乗らないチームでは、剛が話しかけるのは、こいでばかり。ニコニコ楽しそうに話してはいるが、体ごとこいでの方を向いている。食事どきも、西野、高山と同じベンチチェアに座ってはいるが、西野と剛の間の距離はびっくりするほど空いていた。
どれだけパーソナルスペースが広く、どれだけ警戒心が強いのだろうか。西野も警戒心が強いタイプだけに、ある意味、ヘンに波長が合っているのかもしれない。しかも、ジュラシックパークエリアで恐竜が現れると、両手を口元に当てて、乃木坂よりはるかにぶりっ子リアクションで怖がる剛。
周りに合わせるタイプの高山はともかく、面白ければ笑うし、面白くなければまったく笑わない「非キャピキャピ」タイプの西野も、気遣いからか、いつもよりテンション高めで愛想よく振る舞っている。にもかかわらず、剛はそんな女子ドルたちよりアイドルオーラ全開でキャピキャピしてみせるのだ。
しかも、こいでが恐竜に食われないよう、「僕はマズいですから」と鼻の下を伸ばして「マズそうな顔」をすると、剛もマネしてマズそうな顔をする。そして、番組終盤には、高山も、西野すらもその雰囲気に飲み込まれ、マズそうな顔をしていた。
基本的にキンキの2人がひたすら楽しそうな様子を眺めるのが、この番組の醍醐味だと思うのだが、今回のように2人が別行動をし、女子ドルとともに過ごすのを見るのも、なんだか新鮮で、新たな発見や趣があった。乃木坂ファンの方も、西野のマズそうな顔(まだ自分を捨てきれていないが)が見られる貴重な回だったのではないだろうか。
人気女子ドルと共演しても、普通の男子感たっぷり(?)にはしゃぐ光一と、警戒心と競争心(?)に火がつき、よりキャピキャピする剛。この30代アイドル男性ユニットって、なんなんだろうか。
乃木坂ゲストのUSJは次週も続くようなので、ますますの化学変化を期待したい。
(田幸和歌子)