『べっぴんさん』『いつ恋』、主演映画も大爆死! 高良健吾は“数字持ってない”説噴出?
NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』が早くも先行き不安な様相を呈している。初回(10月3日)の視聴率は21.6%(ビデオリサーチ調べ、関東/以下同)と好スタートを切ったものの、10月20日までに放送された全16話中で20%を切る回が6話あり、10月7日放送分では、ついに最低の18.3%を記録してしまったのだ。
「『マッサン』『まれ』『あさが来た』『とと姉ちゃん』と過去4作の朝ドラの視聴率推移と比べても、この少ない話数で18.3%を記録したのは『べっぴんさん』だけです。2015年の『まれ』もスタート週の4月3日・4日に18.9%を記録しましたが、これほどではありませんでした」(芸能ライター)
『べっぴんさん』は、戦後、子ども服メーカーを立ち上げた女性創業者たちをモデルにした物語。ヒロイン・坂東すみれに新進女優・芳根京子、すみれの姉・ゆりを蓮佛美沙子が演じる。さらに、すみれと結婚した坂東(田中)紀夫役を永山絢斗、ゆりと結婚した野上潔役を、高良健吾が演じている。
低迷する原因はさまざま考えられるが、芳根&蓮佛という透明感のあるヒロイン姉妹もさることながら、永山&高良というイケメンの配役も、今回に限ってはマイナスに作用したと考えられはしないだろうか。
その中でも特に、高良の今作での存在感を疑問視する者もいる。
「高良はかつて映画『蛇にピアス』で全身タトゥーにモヒカン、顔中もピアスだらけの男・アマという過激な役や、映画『ノルウェイの森』のキズキ、映画『白夜行』桐原亮司など、心に闇を抱える役を演じ、演技派として知られます。でも今回は爽やかすぎる役で、“うま味”がありません」(同)
さらに、高良は「数字が稼げる俳優ではない」(関係者)といううわさがもっぱらのようだ。
「11年、映画『白夜行』で高良は、堀北真希とW主演したのですが、公開2日間の動員は全国でわずか約6万人、興収も約7,800万円。また、昨年公開された堤幸彦監督の『悼む人』でも公開後の週末2日で、動員は約4万8,000人、興収も約6,000万円で8位となった。ちなみに、その週1位だった映画『テラスハウス クロージング・ドア』は動員約18万人、興収約2億5,000万円であることからしても、いかに低いかがわかります」(前出・関係者)
高良自身、自らの「持ってなさぶり」は自覚しているようで、あるインタビューで「すごく面白いのに、お客さんが入らなかった作品がたくさんあるんです。『ひゃくはち』(08年)など抜群に面白いのに、入らなかった。『ケンタとジュン(とカヨちゃんの国)』(10年)も『M』(07年)もそう。それってすごくシビアに言ったら、自分の知名度が低いから(客が)入らないのかなあと」と答えている。
だが、その不人気ぶりは残念ながらテレビの世界でも同じのようだ。
「高杉晋作として出た、昨年のNHK大河ドラマ『花燃ゆ』の平均視聴率は12.0%と大河史上歴代ワーストタイ。今年1月期に有村架純とW主演した月9ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系)も平均視聴率9.7%。次クールの『ラヴソング』に、その記録を破られるまで(平均視聴率8.5%)月9史上最低視聴率でした」(芸能ライター)
さて、本人も自覚しているとおり、その知名度のなさは、いったいどこからきているのだろうか。それは「地上波」出演の少なさにあるという声がもっぱらだ。
「デビューしてから10年間のテレビ出演作を見ても、NHK、NHK BSプレミアム、Bee TV、WOWOWなどのメインストリームとは言い難い放送局がほとんど。地上波は日本テレビ1本、テレビ東京が1本、フジテレビが3本で計5本のみ。この出演歴だけを見ると、下り坂のベテラン俳優か、大女優のような渋いラインナップです」(同)
「俳優のキャリアを考えた場合、若くしてブレークしてしまうと、そこがピークで終わってしまう。そのため所属事務所としては、あまり地上波に出さずに、消費し尽くされない、息の長い俳優を目指しているのでしょうが、かえって地味すぎますね」(前出・関係者)
どのドラマや映画も、俳優個人の責任とは決していえないだろうが、このまま『べっぴんさん』の数字が下がっていくと、何かしらの責任論が生じてしまうことは間違いない。そんな中、高良への風当たりはどこまで強くなってしまうのだろうか。