『相棒15』初回、視聴率大幅ダウン! “人を呪い殺す女”登場に「オカルト」「暗い話」の不満
12日、テレビ朝日系の人気ドラマ『相棒season15』がスタートした。初回2時間スペシャルの平均視聴率は15.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、一見好調な滑り出しのよう見えるが、前作『season14』の初回18.4%から3%近く下がっており、ネットユーザーからは、その内容が「『相棒』っぽくない」との声が出ている。
同ドラマは、水谷豊演じる警視庁「特命係」所属の主人公・杉下右京が、自身の“相棒”とともに事件を解決していく人気シリーズ。相棒はこれまでに4人変わっていて、今作は『season14』に引き続き、4代目相棒・冠城亘(反町隆史)が起用されている。また、社美彌子役で仲間由紀恵がレギュラーとして加わり、第1話では亘が、美彌子が課長を務める総務部広報課に配属されることに。そんな中、捜査1課には“人を呪い殺すことができる”謎の女・初恵(小野ゆり子)が出頭してくる……という展開だった。
「仲間といえば、人気ドラマ『TRICK』(同)シリーズのイメージが強く、同作が超常現象や怪奇事件を扱う作品だったため、『相棒』初回に“人を呪い殺した女”が出てきたことで、『まるで「TRICK」みたい!』という声が続出。仲間と共演していた阿部寛の名を出して『阿部さんにも出てもらいたい』といったラブコールが見られました。その一方で『これが「TRICK」だったらもっと面白いストーリーに発展したんじゃないかと思わずにはいられない』『オカルトっぽさが強くて、「相棒」らしくない』などと、本来の『相棒』シリーズとしては微妙な出来だと感じる人も少なくなかったようです」(芸能ライター)
また、生粋の『相棒』ファンからは、「これまでの初回スペシャルの中で、最低のつまらなさだった」「第1話のスペシャルって、いつもはもっとワクワクするのにな」といったコメントも上がっていた。
「昔の『相棒』は笑えるシーンも多く、六角精児演じる鑑識の米沢守もいい味を出していて人気があったのですが、今シーズンにはキャスティングされておらず、『最近の話は暗い要素が増えて、米沢さんもいないから和めない……』という意見も。今作がこのまま『TRICK』テイストで進んでいくとなると、従来の『相棒』を好んでいた視聴者は離れてしまうかもしれません」(同)
初回の視聴率が最高で、その後は転落――そんなお決まりの事態に陥らないことを祈りたい。