『べっぴんさん』すみれの母・はな死去――「斬新すぎる」といわれた死の演出とは?
ニッポンのお茶の間をわかし続ける国民的番組“朝ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週2回(火・金曜日)お届けします!
『べっぴんさん』(NHK総合/月~土、午前8時) 戦後の焼け野原の中、坂東すみれ(芳根京子)が家族のため、そして女性たちのために子供服づくりに邁進していく物語。神戸に本社を置く子供服メーカー「ファミリア」の創業者たちの軌跡をモチーフにしている。
■10月5日(水)/3話~10月7日(金)/5話
2話終了時、幼馴染の潔(大八木凱斗)と連れ立って神戸の街に出たすみれ。3話で、潔とはぐれてしまうが、潔の友人・明美(坪内花菜)と出会い事なきを得る。そして、視聴者の大きな注目を集めたのは、靴店「あさや」店主・麻田茂男役の市村正親。すみれが明美に、麻田の靴店へと案内してもらったシーンでは、市村の演技に対して「本物のベテラン靴職人みたい」「素敵すぎてときめきがとまらないよ」「市村さんの靴職人姿に見惚れた」など、絶賛の声が飛び交った。
4話では、すみれが勝手に外出したことを知った父・五十八(生瀬勝久)が大激怒。とばっちりで麻田にも絶縁を伝えるが、すみれは勇気を振り絞り、父に麻田に自分の靴も作ってほしいという気持ちを伝える。視聴者は、父に意見する幼いすみれの姿に感動を覚えたようで、「お嬢様が初めてお父さんに意見を言えた!!」「よく勇気を出したね」「頑張ったよ!! すみれちゃん!」と喝采が起こった。
続く5話では、医師から先は長くないと告げられた母・はな(菅野美穂)が1日だけ家に帰って来ることに。はなが五十八に娘2人を託す場面では、思わず涙する視聴者が続出。しかし、はなの死の場面がナレーションで伝えられたことに、ネットは紛糾。『べっぴんさん』のナレーションを務めているのは、菅野演じるはな自身であるため、「セルフナレ死?」「斬新すぎるんだけど……」などと疑問の声が。一方で、「はな自身の声で、死を伝えたのは感動した」「これはいい演出!」といった好意見も寄せられていた。
そして、物語は8年後へと移り変わる。17歳になり、女学校に通うすみれの友人役には土村芳、そしてももいろクローバーZの百田夏菜子が登場。放送前から話題を集めていた百田がどのような演技を見せてくれるかにも注目だ。