朝ドラ『べっぴんさん』初回21.6%! ヒロイン・すみれは「想像以上の上流階級」!?
ニッポンのお茶の間をわかし続ける国民的番組“朝ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週2回(火・金曜日)お届けします!
『べっぴんさん』(NHK総合/月~土、午前8時) 戦後の焼け野原の中、坂東すみれ(芳根京子)が家族のため、そして女性たちのために子ども服づくりに邁進していく物語。神戸に本社を置く子ども服メーカー「ファミリア」の創業者たちの軌跡をモチーフにしている。
■10月3日(月)/1話~10月4日(火)/2話
“ととロス”に涙する間もなく始まった新朝ドラ『べっぴんさん』。1話冒頭では、終戦直後、焼け野原になった神戸の街を眺めながら、涙ぐむ主人公・すみれ。そして昭和44年、そこには事業で成功したすみれと仲間たちの姿が映される。すみれの手には、母・はな(菅野美穂)から送られた四つ葉のクローバーのハンカチが握られていた。
時は遡り、すみれが少女だった昭和9年から物語は始まる。繊維会社を営む父・五十八(生瀬勝久)と姉・ゆり(内田彩花)とともに、神戸に新築された洋館で暮らすすみれ(渡邉このみ)。入院中の母にあげようとハンカチに刺繍を入れようとするがなかなかうまくできず、父や姉には百合とスミレの花がモチーフであると気付いてもらえなかった。主人公が上級階級であることをうかがわせるスタートに、「執事と女中のいる洋館で暮らす朝ドラヒロインって珍しい」「びっくりするほどお金持ち……」「想像以上のお嬢様だな」と、若干感情移入しにくそうな視聴者も。気になる初回視聴率は21.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、2013年『あまちゃん』から8作連続の20%超えスタートとなった。
2話では、1話で母に差し出したハンカチの刺繍を再び作り直しているすみれ。坂東家で開催された新築披露パーティーに呼ばれた、父・五十八の会社・坂東営業部の取締役である野上正蔵(名倉潤)の息子・潔(大八木凱人)は、ハンカチの刺繍の柄が百合とスミレであることをズバリと言い当てる。そして、すみれが母のために縫っていることを知ると、応援の言葉を投げかけるといったシーンに、視聴者は大盛り上がり。潔の青年時代を演じるのが、高良健吾であることから、「イケメンは幼い頃からイケメンなのか」「将来、高良健吾になるこの子、すでにイケメン!」といった声が上がった。しかし、視聴者だけでなく姉・ゆりも潔のことを気にかけている描写もあり、「姉妹で1人の男を取り合うドロドロ展開?」という心配の声も。
さらに2話の最後では、誘拐事件が起きていることから、神戸の街に行ってはいけないと注意されていたすみれが、潔とともに「夕ご飯まで」という約束で街に降りていく。この展開は「誘拐されるでしょ」「次回どうなるか、そわそわする」など、多くの視聴者の注目を集めており、次回からも目が離せなさそうだ。