ジャニーズ、Kinki Kidsコンサート落選分を返金せず!? 「早くお金返して」の声噴出のワケ
KinKi Kidsのコンサート申し込みに関連して、ジャニーズコンサート事務局の対応が物議を醸している。CDデビュー20周年イヤーに突入したKinKi Kidsは、9月29日~11月2日までアリーナツアーを開催中だが、12月22日・23日、年明けの1月1・2日には東京と大阪でドーム公演を行うことが明らかになったばかり。しかし、今回のアリーナツアーに落選した一部ファンに、コンサート事務局から思いもよらぬ告知があったという。
「アリーナツアーに落選したファンから、チケット申し込み金の返金処理を行う払出証書が『まだ届いていない』という声や、複数の公演に落選したにもかかわらず、返金用紙が『1枚しか来ない』といった報告がネット上に相次いでいます。該当者の書き込みによると、コンサート事務局はメールやハガキで『アリーナツアーの落選者の中から12月~1月開催のコンサートを優先案内する』と通知したそう。落選した振込金額分を充当するため、新たにチケット代金を振り込む手間は省けるものの、枚数の変更は不可だとか。ドームコンサートへの優先受付を希望しない場合は『11月中旬以降に返金』になるそうで、優先受付でも抽選によって落選する場合も当然あり、そうなると、さらに返金を待つことになるようです」(ジャニーズに詳しい記者)
このコンサート事務局の一方的な対応に、ファンからは「早くお金返して」などと悲痛な叫び声が続出している。アリーナツアーのチケット代は1枚9,000円(ジャニーズ公式サイトでは9,500円と記載)で、手数料などを考えてもファンにとっては少なくない額だ。通常、落選分の払出証書は、申し込みをした公演日までに届くことになっているため、ファンは不信感を募らせているようだ。
また、アリーナツアーが初日を迎えるタイミングで案内をしてきたことについても、「『追加公演に回される可能性がある』『返金が遅れる場合がある』とか、前もって明記していたらよかったのに」「同意の上でドームに申し込むならわかるけど、後出しでこれはありえない」といった指摘も上がっている。
「このKinKi Kidsファンの不信感に一部のSMAPファンが便乗して、事務所叩きを行い、波紋を広げています。『事務所は資金繰りに困窮してるのでは』『SMAPファンクラブ会員への年会費返金は大丈夫なのか』などと意見が飛び交っています。一方で、他ジャニーズファンは『別公演に振り替えなんて前からある』『今に始まったことじゃないから、資金繰りとか勘繰りすぎ』と冷静に見ている人もいますが、事務所側の“殿様商売”に不満を抱いていたファンの怒りが一気に爆発している状況です」(同)
これまでもたびたび、コンサートチケットに関する返金問題は、ジャニーズファンの間で俎上に載せられてきていたが、今回は昨今のジャニーズ事務所に対する不満や不信感が背景となり、問題への関心も今まで以上のようだ。一部では「消費者センターに相談する」という声も上がっているが、コンサート事務局側が対応を見直す日は訪れるのだろうか。