「100万円超える人も」片岡愛之助&藤原紀香、“総額5億円披露宴”の気になるご祝儀事情
28日、都内ホテルで招待客600人の豪華披露宴を行った片岡愛之助(44)と藤原紀香(45)夫妻。一時期、愛之助に熊切あさ美(36)との“二股疑惑”が浮上したが、3月に入籍。この23日にはユネスコの世界文化遺産である京都・上賀茂神社で挙式も済ませた。予定では“平安風挙式”で一般にも開放している「細殿(ほそどの)」で行うことになっていたが、マスコミや一般客が多かったこともあり、国宝の「本殿」を使用するという特別待遇になった。
紀香は、挙式の感想をブログにアップ。「誓いの言葉。」というタイトルで、「この広い宇宙の中の八十億人の中から結ばれたこの出逢い、このご縁に感謝です」とつづったが、ネットユーザーからは「1回失敗してるのに、よくこんなこと恥ずかしげもなく言えるな」「いい大人が、大げさすぎる」「これで離婚したら、歴史に残る笑いもの」と苦笑されているようだ。
それはともかく、総額5億円といわれる披露宴で、どのくらいのご祝儀が集まるのだろう。挙式日が決まると、私がかつて松竹に勤務していたことを知る多くの週刊誌記者やリポーターが「○○さんだったら、ご祝儀は100万円を超えますか?」「○○さんが夫婦で呼ばれたら、いくらぐらい包むものなんですか?」などと質問してくる。
ご祝儀は常にケース・バイ・ケース。歌舞伎俳優が招待状を受け取ると、それぞれの俳優の番頭(ご贔屓のチケット手配などを担う人物)が、陰で「いくら包むか」と話し合う。そこでトップの金額が決まると、それに準じて、それぞれの俳優のお祝い金が決まるシステムになっているようだ。歌舞伎俳優の間で、金額のバランスを欠くと、恥をかく俳優が出てくるため、こうした話し合いが設けられるという。
超大物歌舞伎俳優の番頭を務めていたA氏は、「歌舞伎俳優とその奥さんが招待されるとして、愛之助さんクラスだったら、いまの時代最高30万円ぐらいですよ。若手やお弟子さんが招待されると3万円。まあ、一般の会社よりも少し多いくらいかな」と語っていた。
多くご祝儀を出してくれるのは、個人オーナー会社の社長だそうで、100万円を超える人もいるそうだ。A氏は「大企業がスポンサーになっていても、社長が決済できる金額は決まっていますからね。だから個人オーナーの中小企業の方がご祝儀は多い。しかし、ここに問題が生まれるんです。払った方は申告するのに、受け取った方は申告しないので、脱税の問題もはらんでいるんです」とのこと。
いずれにせよ、この程度の金額では、とても5億円の元は取れない。10月3日は、愛之助の舞台『GOEMON 石川五右衛門』の初日。新橋演舞場ロビーで、紀香が初めてお客さんを迎える日だ。多くのカメラマンが紀香を狙うことになるだろうが、小さくでも、カメラに向かって手を振ろうものなら、関係者のヒンシュクを買うことになるだろう。“梨園の妻”になった覚悟を見せる最大のチャンスが、もうすぐやってくる。
石川敏男(いしかわ・としお)
昭和21年11月10日生まれ。東京都出身。『ザ・ワイド』(日本テレビ系)の芸能デスク兼芸能リポーターとして活躍、現在は読売テレビ『す・またん』に出演中。 松竹宣伝部、『女性セブン』(小学館)『週刊女性』(主婦と生活社)の芸能記者から芸能レポーターへと転身。