SMAPベスト盤をめぐる舞台裏――「事務所が一番喜んでいる」「メンバーは前向きではない」
12月31日の解散が発表されているSMAPが、その直前の12月21日にベストアルバム『SMAP 25 YEARS』、さらに28日にはDVD&Blu‐rayの映像作品『Clip! Smap! コンプリートシングルス』をリリースすると発表された。25周年を記念する作品にファンは歓喜しているが、関係者は「ようやく発表にこぎつけた」と胸を撫で下ろしているようだ。
解散が決定した当初から、ベストアルバムのリリースはほぼ内定していたものの、発表に至るまでにはさまざまな障壁があったようだ。
「この発売を最も喜んでいるのは、ほかならぬジャニーズ事務所でしょう。一部メンバーが発売について前向きな姿勢をみせなかったため、なかなか発表ができなかったんです。レーベル関係者も『一部メンバーを説得できるかどうか、リリースはそれ次第』と漏らしており、ようやくの実現に安堵していることでしょう」(週刊誌記者)
SMAPの活動に関して、新たなニュースが出るのは久しぶりで、最近はレギュラー番組のテレビやラジオなどを継続しているのみだった。
「新規の仕事がない現状も、テレビ局側などがオファーしづらいという面もありますが、一部メンバーが断っているともいわれています。ジャニーズ事務所としては、元チーフマネジャー・飯島三智氏が退社した今、新体制のスタッフと仕事をしてくれた方がSMAPのためになると考え、企画の提案はしているそうですが、なかなかメンバー全員のOKが出ないとのこと。特に、メンタル面の不調が報じられている香取慎吾など、事務所から独立したかったメンバーのモチベーションは下がりきっているといいます」(同)
そうなると、今回のアルバム&映像作品の発表は貴重な話題で、今後は解散まで動きがない可能性も高い。
「ただ、“企画は投げているが、一部メンバーのせいで実現に至らない”というのは、あくまでもジャニーズ側の言い分。本人たちの真意ではないでしょう。ベスト盤についても、一部メンバーが消極的といわれていますが、ファン投票で選ばれる50曲ということですから発売が正式に決定した以上、事務所の売り上げ至上主義に則ることなく、ファンの思いにSMAP全員が応えるものになってほしいです」(同)
もちろん売り上げも軽視できないが、何よりもまずはメンバーとファンにとってベストな作品であることを願うばかりだ。