“月9ワースト俳優”福山雅治、主演映画『SCOOP!』番宣に必死!? 大コケできない理由とは?
今年4月期、福山雅治にとって、3年ぶりの連ドラ主演となった『ラヴソング』(フジテレビ系)は全話平均視聴率8.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、よもやの大爆死となった。これは、フジの看板ドラマ枠である“月9”史上、歴代ワースト視聴率で、福山は赤っ恥をかくハメになってしまった。
福山といえば、同じフジ月9枠で主演した『ガリレオ』シーズン1(2007年10月期)が21.9%、シーズン2(13年4月期)が19.9%の高視聴率をマーク。10年のNHK大河ドラマ『龍馬伝』も18.7%と上々の視聴率を記録した。
映画でも、『ガリレオ』の劇場版である『容疑者Xの献身』(08年10月公開)、『真夏の方程式』(13年6月公開)がヒット。さらに、同年9月公開の『そして父になる』も大ヒットした上、第66回カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞した。第37回日本アカデミー賞でも優秀作品賞を受賞し、福山自身も優秀主演男優賞を受賞するなど、ミュージシャンとしてだけではなく、俳優としても我が世の春を謳歌していた。
ところが、3年ぶりに主演したドラマ『ラヴソング』は大爆死。その敗因は、昨年9月の結婚、またアラフィフ世代に突入したことで、多くの女性ファンが去ってしまったからだと盛んにいわれていた。
そんな福山にとって、とても重要な作品となるのが、10月1日に公開される3年ぶりの主演映画『SCOOP!』だ。福山演じるフリーカメラマン・都城静は、かつて写真週刊誌「SCOOP!」の凄腕報道カメラマンだったが、ある出来事をきっかけに報道写真への情熱を失い、今や芸能スキャンダル専門の中年パパラッチに。そんな折、新人記者・行川野火(二階堂ふみ)とコンビを組むことになり、日本中が注目する大事件に巻き込まれていく……といったストーリーだ。「SCOOP!」副編集長役には吉田羊と滝藤賢一、ネタを提供する情報屋役にリリー・フランキー、若手代議士役で斎藤工らが出演するなど、豪華な面々が福山の脇を固めている。福山の所属事務所・アミューズも製作に加わっているだけに、絶対にコケられない作品なのだ。
『ラヴソング』が超低視聴率に終わり、その株が暴落してしまった福山としては、なんとしても、『SCOOP!』をヒットに導かなければならない。そのため、PRの一環として、同作の製作委員会に名を連ねるテレビ朝日の番組へ出演することになったという。
現在発表されているのは、黒柳徹子の『徹子の部屋』(22日放送)、マツコ・デラックスの『夜の巷を徘徊する』(28日放送)。本来、ドラマや音楽番組以外への出演は好まないとされる福山だが、公開直前になれば、同局の他バラエティ、情報番組にも顔を出すことになりそうだ。
『ラヴソング』に続き、『SCOOP!』もコケようものなら、トップ俳優としての福山の立場は崩壊必至。映画をヒットさせるために、なりふり構っていられない状況なのかもしれない。
(田中七男)