親権争いに負けたマドンナがインスタで息子愛をアピールする一方、息子はとびきりの笑顔を撮られる
昨年12月から、元夫で映画監督のガイ・リッチーと、16歳になった息子ロッコの親権をめぐって争っていたマドンナ。彼女とともに米ニューヨークで暮らしていたロッコが、ツアー真っ最中のマドンナのもとを離れ、英ロンドンに住むガイのところへ行ったきり戻らなくなったのが、事の発端だった。
「父さんと暮らしたい。母さんのもとには戻りたくない」と言い出したロッコにマドンナは激怒。すぐさまニューヨークの裁判所に行き、「元夫に息子を引き渡すよう命じてほしい」と嘆願。判事は「今後、ロッコがどちらと暮らすことになるにせよ、いったんは母親のもとに戻るように」と命じた。
しかし1月になってもロッコはニューヨークに戻らず。ガイは「彼の意思を尊重してやりたい」と、イギリスの裁判所での手続きを開始し、2人は真っ向から対立。3月にイギリスの裁判所は「離婚時の親権はニューヨークで取り決めたのだから、ニューヨークの裁判所で話し合いを行うべき」として、訴えを却下。ニューヨークの裁判所で行われた審問では、2人は激しくぶつかり合い、判事から「自分たちのことではなく、ロッコのことを一番に考えなさい」と叱られるほどひどかったという。
ガイは元モデルの現妻との間に2人の子どもをもうけており、理想的な家庭を築いている。ネット上では、「母親の仕事の都合で移動ばかりさせられ、若いイケメンとイチャつく母親を目の当たりにするという環境より、ガイの安定した家庭環境の方が良いに決まっている」という声が多数上がった。
マドンナだが、ロッコに嫌われたことで情緒不安定になり、遅刻・奇行などツアーで問題を起こすように。その後、ロンドンに足を運び、ロッコと面会し、歩み寄る努力をした。長女ローデスが異父姉としてロッコを説得しマドンナとの仲を取り持ったという説、マドンナが心酔するユ神秘主義思想「カバラ」の指導者により和解したという説が流れ、5月にはロッコがニューヨークに戻って、マドンナと一緒に外出する姿がパパラッチされた。先月のマドンナの誕生日を祝うキューバ旅行にも同行し、能面のような表情ながら、マドンナとダンスを踊っている動画も公開され、2人の仲は修復されつつあると思われていた。
アメリカとイギリスでは、9月から新学期が始まる。このタイミングに合わせてロッコの親権争いは決着するだろうと見られていたが、その通りになったようだ。
米ニューヨークポスト紙の日曜版付録誌「Page Six」の電子版は7日、「ニューヨーク州立裁判所が、マドンナとガイの親権争いが6日に決着したことを明かした」と報道。和解の内容については公表されない取り決めだそうだが、ガイの弁護士が「みんなが、ロッコには新しい生活環境が必要だということで合意した。今後は、父親と一緒に暮らすことになる」「もうこれ以上、裁判での争いは行わない」とコメントしたため、親権はガイが持つことになったと判明。欧米のメディアはこぞって「マドンナが親権争いで負けた」「マドンナがロッコの親権を失った」と報じた。