『24時間テレビ』、過去10年でワースト! 両足マヒの少年へ“虐待疑惑”も噴出
27日から28日にかけて放送された『24時間テレビ 愛は地球を救う』(日本テレビ系)。ネット上では、各企画に「障がい者を感動ドラマの材料にしている」などと批判が上がったが、中でも、富士登山の企画は大きな反発を招き、「完全に放送事故」と大炎上している。
今年の『24時間テレビ』は放送前から大きな波乱があった。パーソナリティーを務めるはずだった高畑裕太容疑者が23日に逮捕され、降板に。また、高畑容疑者が出演していた特別ドラマ『盲目のヨシノリ先生~光を失って心が見えた~』も、放送3日前にして撮り直しとなった。
「実際に放送された番組内容にも否定的な声が飛び交いました。例えば、ダウン症の少女が『PERFECT HUMAN』のダンスをオリエンタルラジオと一緒に披露する企画には、『見世物にしているみたい』『感動を押し付けられてる気分』など、疑問を感じる人が多かったようです。そういった視聴者の違和感は、数字にも反映されていて、今回の平均視聴率は15.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、これはここ10年でワーストタイの記録でした」(芸能ライター)
特に視聴者から大ブーイングが巻き起こったのは『両足マヒになんて負けない! 少年と家族が挑む富士登山』という企画。ここには、転落事故が原因で下半身不随になった12歳の少年が登場。リハビリによって杖を使えば歩けるようになった少年が、父親・母親・弟と浜口京子の支えによって、富士山の登頂を目指すという内容だった。
「問題になったのは登頂後の映像です。武道館でのAKB48のライブに合わせて、登山を終えてへたり込んだ少年の姿が映されたのですが、そこで男性が、少年の頭をはたき、帽子が飛んでゆく様子が放送されたんです。顔が見えないため、父親なのかスタッフなのか定かではなく、激励のつもりだったのかもしれませんが、そのあまりにも荒々しい触れ方には『虐待にしか見えない』『かわいそうというか、もはや胸クソわるい』などの声が飛び交う事態に。さらに『視聴率稼ぎのために障がい者を利用してる』『そもそも1合目から登山っていうのが、ハードすぎる』『雨も風も強くて寒そうな山道を歩かされるの、絶望感がすごそう』など、企画自体を叩く声も続出しました」(同)
年々、視聴者からの批判が高まるばかりの『24時間テレビ』。日テレ側も番組の方針を見直す時期に入っているのかもしれない。