サイゾーウーマンコラム有吉弘行、報道スルーの姿勢に思うこと コラム 今井舞の「週刊ヒトコト斬り」 「結婚」「事実無根」――真逆の報道に立つ有吉弘行、背後に浮かぶもの 2016/08/26 21:00 週刊ヒトコト斬り テッドのPRしてる場合じゃないわよ、あんた ――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる! ◎結果、スルー だから有吉弘行と夏目三久はどっちなんだ。「妊娠、結婚へ」「事実無根です」って、正反対の報道がいつまでも続き、それをワイドショーが一切取り上げないってのは。レアケースを通りすぎて、なんか不気味ですらある。 まったく付き合ったこともないなら、双方が即否定するはず。今回この「即じゃない」という部分が引っかかるわけだが。「ちょっとだけ付き合ってたけど、今はもう」ってことなのか。別れた後で妊娠がわかって、有吉には知らせてなかったってことなのか。男と女の、ものすごーーーくデリケートなところを、今こすってるってことなのか。わー。フェミニーナ! 騒動以来、有吉初の生出演となる、『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)が、ちょっとした天下分け目になりそうな気がする。「結婚します!」だったらそりゃもう大喝采だろうし、「事実無根です」なら「エーッ」ってテンション下がるだろうし。一番コワいのは、生放送の現場で「その件に関して、一切誰も何も言わない」である。有事の際にハレモノ扱い。それは立派な大御所だ。有吉よ、どうかSMAPにならないで。 ◎日テレにご提案 「マラソンランナー・林家たい平」「メインパーソナリティ・NEWS」という華のなさに、オリンピック終了の虚脱感も手伝って、例年以上にまったく見る気なかった今年の『24時間テレビ 愛は地球を救う』(同)。 だが今回の件で、どこにどう穴が開き、それをどうやってごまかすのか、ちょっと興味がわいてきた。と思ってたら「代役を務めます、小山慶一郎です。一生懸命頑張ります」か。つまんね。 いっそマラソンランナーも「代役・高畑淳子」ってのはどうか。みーんな見るし、応援すると思うけど。無理ですか。そうですか。 24時間どころじゃない、永遠の十字架を背負うことになった高畑淳子。でも、彼女にしかできない仕事はいっぱいある。見るたび違う役どころを、水を得た魚のようにイキイキと演じる高畑淳子が、1日も早く戻ってくることを祈って。 ◎聞いてないよー! 当初は沢尻エリカ出演で「あの真相を赤裸々告白!」というのがウリだった、先週日曜の『行列のできる法律相談所』(同)。今となっては「高畑裕太、最後の出演」という意味しかないが。 そんな高畑裕太の隣で、ここぞというポイントで「別に」を口にし、その度に大爆笑をとっていた沢尻エリカ。何かこう、女優さんの砕けた一面というより、一生もののギャグって感じ。待ってましたのものすごい安定感。 ダチョウ倶楽部に、初のライバル誕生。 今井舞(いまい・まい) 週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。 最終更新:2019/05/22 16:19 関連記事 年内終了が決まった『SMAP×SMAP』、その最終回に期待することリオ五輪「スペシャルキャスター」の福山雅治、その立ち位置が示すもの甲子園の練習場に「女子マネジャー禁止」の令が示す、今後の高校野球の現場 杖をつくオダギリジョーの“新しさ”が、巻き起こしうる展開都知事候補3人の「見ているバラエティ番組」回答でわかった、フジテレビの立ち位置 次の記事 山田涼介月9は『エデンの東』 >