松嶋菜々子、“オワコン女優”一直線? 大爆死『営業部長 吉良奈津子』の次は悪役挑戦
松嶋菜々子が10月期のTBS系連続ドラマ『砂の塔~知りすぎた隣人』(菅野美穂主演/金曜午後10時~)に準主役で出演することがわかった。同ドラマは、結婚、出産、育児のため、仕事をセーブしていた菅野にとって、4年ぶりの連ドラ主演作となる。2人の共演は2000年8月に放送されたスペシャルドラマ『百年の物語』(同)以来、16年ぶり。
『砂の塔』で松嶋は、1999年の主演ドラマ『氷の世界』(フジテレビ系)で演じた妖しい魅力をもった女教師役以来となる“悪役”を演じるという。
主人公である高野亜紀(菅野)は、平凡だが幸せな主婦。家族であこがれのタワーマンションに引っ越し、新生活を始めた矢先に、自宅でフラワーアレンジメント教室を開く“最凶の隣人”佐々木弓子(松嶋)と出会う。プライドの高いタワマン主婦グループに馴染めなかった亜紀は、弓子とすぐに仲良くなる。しかし、弓子はタワマンに住む主婦たちのプライドや虚栄心、嫉妬など、闇の感情を巧みに操り、亜紀をマンション内で孤立させ、緻密なシナリオで追い詰めていく……という内容。早い話、松嶋は菅野をいびり倒す役だ。
11年10月期の『家政婦のミタ』(日本テレビ系)では、最終回で40.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、全話平均で25.2%をマークし、“高視聴率女優”の称号を我がものにした松嶋。
だが、3年ぶりの連ドラ主演作となった今クールの『営業部長 吉良奈津子』(フジテレビ系)は、第5話で視聴率がまさかの5%台に低迷。同ドラマは40歳目前で結婚し、出産を経て、育児休暇から3年ぶりに仕事復帰した主人公・吉良奈津子(松嶋)が家庭と仕事を両立させながら奮闘する物語だが、同じ境遇の女性視聴者の共感をまったく得られず迷走中。もはや、『吉良奈津子』が今後、視聴率2ケタ台を取るとは思えず、“高視聴率女優”の看板に傷がついてしまう可能性が大だ。
10月期に演じる悪役で、松嶋が女優としての幅の広さを見せて評価を高められればいいが、その役柄が視聴者に受け入れられないようなら、女優としての価値が大暴落、“オワコン女優”になってしまう可能性もある。果たして、悪役オファーを受けた松嶋の選択は吉と出るか、凶と出るのか? 今後の女優生命にかかわる重大な分岐点になるかもしれない。
(森田英雄)