SMAP・香取慎吾、解散騒動前から心配されていた“テレビ局内での奇行”
14日未明に発表されたSMAPの解散。中でも多くのメディアに“解散強硬派”の筆頭として名指しされているのが香取慎吾である。彼は今年1月の分裂騒動以降メンタルが崩壊し、『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)で笑顔を見せなくなったどころか、引退や自殺をほのめかす発言までしていると報じられた。
しかし、香取に近い関係者によると、この騒動よりもずっと以前から、彼には芸能活動に葛藤していた印象があるという。
「慎吾ママのようなコミカルなキャラクターを演じることが多く、SMAPの中でも最年少でメンバーから可愛がられているイメージがあるからか、一般的には“天真爛漫で明るい性格”と思われているかもしれません。しかし本来彼は、内向的で社交性には欠けるタイプ。プレッシャーにも弱く、かつてはNHK大河ドラマ『新選組!』の主役という重圧に耐え切れず、収録現場から逃げ出したこともあるといいます。よく言えば『生真面目』なのですが、神経質で物事を受け流すことができないので、いつかはパンクしてしまうだろうなと思っていました」(テレビ局関係者)
コミカルなキャラクターは、香取をスターに押し上げる要因であったが、近年は逆にそれが彼の心を蝕んでしまったのではという指摘もある。
「人間関係でもいろいろあったのかもしれませんが、俳優としての意欲減退は、乗り気ではなかったのに出演したドラマ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(TBS系)の大コケが転機だったような気がします。順風満帆だった彼のキャリアも、それ以降はすっかり“低視聴率俳優”のイメージがついてしまいましたし、三谷幸喜監督の映画『ギャラクシー街道』も酷評されましたよね。俳優業だけでなく、出演バラエティ番組も不調で、モチベーションは低下する一方。周囲もどのように彼を扱っていいか困惑していたようです」(アイドル誌ライター)
そしていつしか“奇行”が目撃されるようになり、関係者の間からは彼を案じる声も上がっていたそうだ。
「数年前の話なのですが、局内で香取さんを見かけたとき、1人でぶつぶつと何かを呟いていたんですよ。セリフを暗唱しているのかなと思ったんですけど、よく聞いたら壁の張り紙に書かれている文字をただ漫然と読み上げていただけ。とてもギャグでやっているようには見えませんでしたし、まったくの無表情。その光景はちょっと異様でしたね。彼に近付こうとする人は誰もいませんでした」(テレビ局関係者)
それでも“SMAPの香取慎吾”を演じ続けてきた彼に、追い討ちをかけるように降って湧いた今回の騒動。今後、香取はどこへ向かうのだろうか?
「飯島三智元チーフマネジャーが去り、SMAPも消滅してしまえば、もう誰に義理立てする必要もありません。事務所との契約こそ更新したようですが、近いうちに自ら芸能界の第一線を退く可能性は非常に高いと思います」(前出・アイドル誌ライター)
もしそうなれば国民的アイドルとしては寂しすぎる結末となるが、彼のことを思えば少しでも早くこの騒動から解放されてほしいと願わずにはいられない。