SMAP解散発表FAX、テレビ東京に届かず……ジャニーズ事務所とマスコミの“村社会”
SMAP解散発表をめぐり、世間からはジャニーズ事務所に批判が集まっている。“パワハラ”といわれたメリー喜多川副社長の言動も然ることながら、懇意のメディアだけに一方的な情報を流すやり口が問題視されているのだ。
「解散の第一報は14日付の朝刊スポーツ6紙が一斉に報じる予定でしたが、一部ウェブメディアがその情報をスッパ抜いたことで、計画がオジャンに。基本的にジャニーズは、報道してほしくないメディアからの問い合わせは無視するため、記事を出したくても出せない社が多く存在します。ジャニーズは、自社の意向に沿ってくれるメディアを厳しくランク付けしているわけです」(スポーツ紙記者)
当初、ジャニーズサイドはスポーツ6紙以外には一切情報を出さずに、14日もしくは15日になってから公式サイトに発表文を掲載する予定だったという。
「ところが、スポーツ紙が報じる前に、ネット上で『解散か?』と騒がれてしまったため、ジャニーズは慌てて報告FAXを各マスコミに送付し、ホームページの更新を余儀なくされました」(同)
しかし、このFAXさえ「送られてこなかった」という怒りの声を上げる大手メディアがあるという。
「どういった選定基準なのかは不明ですが、テレビ東京にはFAXが届かなかったそうです。確かにキー局に比べればバリューは下がるかもしれませんが、テレ東の番組には、多くのジャニーズタレントが出演中。『ありえへん∞世界』には関ジャニ∞、『ABChanZoo』にはA.B.C‐Zがメインとして出演しているほか、V6・井ノ原快彦も『出没!アド街ック天国』のメインMCを務めています。また、『イチゲンさん“おはつ”できますか?』も、TOKIO・松岡昌宏、KinKi Kids・堂本剛、嵐・相葉雅紀らジャニーズの面々がリレーでMCをしていますからね。同局関係者も『なぜウチにFAXが来ないんだ?』と怒りをあらわにしていました」(同)
SMAP解散発表で、その“村社会”ぶりを露呈させてしまったジャニーズ事務所。今回の解散劇は、各メンバーと関係者、そしてファンだけの問題で収まる話ではなかったようだ。