『とと姉ちゃん』花山と断絶の常子、ネットは「バカすぎ」「子どもすぎ」の大合唱
ニッポンのお茶の間をわかし続ける国民的番組“朝ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週2回(火・金曜日)お届けします!
『とと姉ちゃん』(NHK 総合/月~土、午前8時) 幼くして父を亡くした小橋常子(高畑充希)が、「父(とと)」の代わりとして、母と妹2人を守りながら、怒涛の戦前・戦後をたくましく生き抜いていく物語。総合誌「暮しの手帖」の創業者たちの軌跡をモチーフにしている。
■7月30日(土)/102話~8月2日(火)/104話
101話で常子が編集長の花山伊佐次(唐沢寿明)に黙って「あなたの暮らし」に広告掲載を決めていたが、102話ではいよいよその発刊日を迎えた。17週のサブタイトル「常子、花山と断絶する」を回収するように、花山は「1ページの広告記事でも金のために魂を売るなら出すべきではない」と、あなたの暮らし出版社を去っていく。ネット上では、「花山の言う理想は大切だけど、常子たちのお金がないと雑誌が作れないという現実もわかる」と、双方に同情的な意見がある一方、「お金が必要なのはわかるけど、だまし討ちはひどい裏切り」「安い事務所に引っ越すとか、ほかに方法があるんじゃないの?」と疑問の声も多数。花山が会社を出て行ったときの3姉妹の様子に、「この結果が意外そうな常子、バカすぎ」「勝手な正義感で責める美子(三女/杉咲花)、子どもすぎ」「『謝ることない』と言った鞠子(次女/相楽樹)、ダークすぎ」と、小橋家に非難が集中した。
18週目に入った103話では、花山なしで次号の制作を開始する。美子が提案した(実は花山の考案)「小麦粉を使った料理」企画のために頼ったのは、昔、小橋家が世話になった森田屋の主人・宗吉(ピエール瀧)と妻の照代(平岩紙)。「『衣』のために女学生時代の親友、『住』のために恩師、『食』のために岩田屋が登場って、ご都合主義すぎない?」「お世話になった人を利用しまくる常子が不愉快」などと、ここでも脚本や主人公の人物像に、視聴者の不快感が爆発した。半面、「森田屋さんの再登場うれしい」「照代の目が笑ってない笑顔、やっぱり最高」と、喜びの声も上がった。
104話では、広告主である料理教室の社長から難題をもちかけられた常子たち。この展開に、「花山さん、早く帰ってきて」「どうせまた、視聴者が共感できない流れで戻るんでしょう」と、視聴者の期待と皮肉のコメントが飛び交うこととなった。この危機をどう乗り越えるのか? 花山は会社に戻るのか? 次回からの展開が注目されている。