「AneCan」がネタ切れに? 蛯原&高垣卒業でジワリと異変、押切もえには大異変?
■捨て身のバラまき作戦
「白T」でも読者スナップがずらずらーっと載っていたことを考えると、「事件は現場で起きている」という切り口で、一般人の等身大をお届けしているのかもしれません。続いては、「“企業の顔”の夏のお仕事服には、秘密があった!」。さまざまな企業に勤める女性の夏着を、「取引先と打ち合わせ」や「取材対応」などのシーンで紹介する企画となっています。NTT、コーセー、外資系コンサルティング会社などの女性が出ており、しかしこれまた「AneCan」を読んでなさそうな人たちばかりという珍事発生。「AneCan」じゃパンツ姿の女性なんて滅多に登場しないじゃん! なのに、ここだと9割パンツ、スカート姿は1名のみですよ~!
いや、むしろこれはあえての異物感投入なのかもしれません。全方位への切り口とコンテンツを使いに使い、読者の反応をチェック! という思いを感じます。カジュアルもコンサバもパンツルックも、数打ちゃ何か当たるだろう作戦……。美容ページも、美容エディターたちを駆使した「週末“肌貯金”推奨プラン」から始まり、アネサーを出した「働く女子の“ロッカーの置きコスメ”」といった、ビューティーというよりも、“隣のお手入れ法拝見”等身大企画まで展開していますしね。さらには読み物ページでも、落語や和文化、恋愛マンガ特集といった、さまざまな方向への企画を用意! もはや、切り口が盛りだくさんすぎて、「数打ちゃ何か当たるだろう作戦」どころか、「ネタ切れ感」を感じます。しかし、このガムシャラ! がうまくいくことを陰ながら願います。
■押切さんをよろしくお願いします
6月号で「本誌初登場するやいなや、大反響」ということで、今月号も横澤夏子さんが登場で~す。題して、「横澤直子がナビゲートするわよ!最新!私たちのスマホ事情2016」。 中身はといいますと、「平均年齢28.3歳女性のスマホ事情をネホハホ!」ということで「1日の平均スマホ使用時間」の平均は3.4時間だったり、「ダウンロードしたアプリ」の平均数が44.8個だったりと、まったく携帯を使いこなせていない筆者にはビックリの数字。みんな、やっぱりSNSに励んでいるんですね~。
肝心の横澤さんは、と言いますと、「あるあるスマホやっちまった劇場!」などで、たくさんのおもしろ顔を披露です。その中のエピソードに、「めんどうだなと思って、会う約束を『出張』と断ったら、カレンダーをアプリで共有してるの忘れてた!」というのがあったけど、友達とカレンダー共有している人なんているのですか!? “会う”こと以前に、その関係性の方が面倒では?
そして、「読者&編集部推薦!ついつい読んじゃう系サイト」で紹介されているアプリの中に、なぜかサイゾーウーマンアプリも……。読者層がかぶってそうな要素は、「Check!Ani Men」というジャニーズページくらいしかなかったのですが……。あ、押切さんのことが大好きで放っておけないという点で共鳴してるのかな!?
(白熊春)