診療報酬詐欺事件で有罪判決の脇坂英理子 心の闇は毒親が原因だった!?
診療報酬を水増し請求したとして、詐欺罪に問われた医師で元タレントの脇坂英理子被告(37)に7月12日、懲役3年執行猶予4年(求刑懲役3年)の有罪判決が言い渡された。報道によると、被告の母親が更生に協力すると話したことから、執行猶予がついたそうだ。この母親は、被告がクリニックの資金繰りに困った際、合計4,000万円の金を工面したといわれている。この奇妙な母娘関係について、脇坂被告を知る人物によると「最近よく耳にする“毒親”の可能性がある」という。
「脇坂被告は母親の期待に応えるべく、猛勉強の果てに名門・東洋英和女学院から東京女子医科大学医学部に入学しました。バリバリの理系なんですが、実は文学少女で、古文や漢文が好きだったそうです。母親はとにかく厳しく、医学部進学もその影響かもしれません。普段はホストクラブでの豪遊や恋愛話などを堂々と語っていたのですが、母親のことになると背中を丸めてボソボソ話すのが印象的でした」
2003年に医師国家試験に合格し、東京女子医科大学病院に麻酔医として勤務。激務でありながら、仕事が終われば遊びに繰り出す派手な生活をしていたという。26歳で同僚の外科医と結婚。被告によると、福士蒼汰似というイケメン外科医は、彼女がベタ惚れしたというより、母親が気に入ったから結婚したのだという。
「彼女は昔から、少女マンガのような“お嬢様と不良の恋愛”に憧れていて、ヤンチャな男性が好きでした。18歳の頃、半グレ系の彼氏に『世間体を気にしているようじゃ、こっちも心を開けない』と言われたことが、ずっと引っかかっていると語っていました。大恋愛したちょいワルな彼氏とは、結婚まで考えていたのに親から大反対され破局したそうです。結局、彼女もエリート階層であることを捨て切れなかったんでしょうね。それで家柄も学歴も申し分なく、顔も性格もいい外科医と結婚したんですが、31歳で離婚。自分のワガママをなんでも許してくれる優しすぎる彼が不満だったそうですが、それだけで離婚に至るのかは疑問です」(芸能記者)
被告は離婚で傷ついた心を手っ取り早く癒やそうと、ホストクラブ通いを開始。ホストから接客業の極意を勉強していると語っていたが、今回共に逮捕されたビジネスパートナーは、元カリスマホスト。学んだのはホスピタリティだけではなさそうだ。
「脇坂被告はよく『頭で考えずに、心を裸にしたい』と言っていました。今、考えると、親から与えられた価値観から自由になりたかったのかもしれません。でも、そう言いながら母親に金の無心をしていたわけですからね。4,000万円なんて普通の額じゃない。母親が更生させると言っているけれど、それで本当の意味での自立ができるのでしょうか」(前出・脇坂被告を知る関係者)
夜の豪遊話の合間に「『私は自分に甘いから、叱ってもらわないと成長できない』『挫折に弱く、失敗すると立ち直れない』『攻撃耐性がないから、厚化粧は鎧』と自己否定的な言葉を口にしていた」(同)という脇坂被告。今回の逮捕によって、世間に“素顔”をさらけ出し、懲役3年執行猶予4年という“お叱り”をいただいたわけだが、彼女自身を縛ってきたエリート階層から外れた今、母親と二人三脚で再びエリート街道に戻るのか、親離れして自分の道を見つけるのか。今が分岐点といえるだろう。
(村林代利子)