女子大生や主婦がハマる「旅行型風俗バイト」の実態 雇う側も働く側もメリットばかり!?
昨今、風俗で働くことへの抵抗が薄れているせいか、学費を稼ぐのが目的の女子大生や、お小遣い欲しさの主婦など、パートやアルバイト感覚の風俗嬢が増えている。そんな中、都心から旅行気分で地方都市に行き、短期の風俗バイトをする女性もいるのだという。
「基本的には口コミで人を集めるんですが、SNSで呼びかける場合もあるようです。参加するのは時間的に自由が利くフリーターが多いですが、中には旦那が出張族という主婦や、女子大生もいますよ」(風俗ライター)
特に女子大生が増えるのは、夏休みの時期。前半は2週間ほど地方の風俗で働いて金を貯めて、後半に海外旅行に行くのだとか。
メールなどでやりとりして集められた女性には交通費が支給され、彼女たちは店が提携したウィークリーマンションに滞在する。稼ぎは1日で3万から4万円。人気が出れば10万円近く稼ぐケースもあるという。
「働きにくる女性にとって魅力なのは、給料が1日ごとの現金払いだからです。私も何人か紹介したことがありますが、接客がうまい女性は店から『また来てほしい』と頼まれることもあるし、女性の方も派遣社員になって自由な時間を作れるようにしておいて、派遣契約が切れた合間に地方に行って稼いでいる子もいます。日払いで金をもらえるので、空いた時間に観光したり、ご当地グルメを楽しんだりと、それなりに贅沢に過ごせますから」(風俗斡旋業)
もうひとつ、女性にとってメリットなのが、地元にいるより見ず知らずの土地で働く方が、身元がばれる可能性がはるかに低いことだ。風俗で働くことに抵抗はない、しかし、両親や友人にばれるのは困る……そんな女性には、ある意味、理想の働き方ではある。
働く店の業態は雇い主によってさまざまで、店舗型の箱ヘルや派遣型のデリヘルもあるが、地方都市によくある1階から最上階まで風俗店が入った風俗ビルのオーナーが雇用しているケースも多い。
「働きたいと希望してくる女性は、学生から主婦までさまざまですからね。受け入れる方もロリ系の店や熟女店まで幅広く経営していれば、どんな女性でも需要があります。風俗ビルのオーナー以外で多い雇い手は、デートクラブです。客の好みもいろいろですから」(前出・風俗ライター)と、受け入れ準備も万全だ。
主な顧客は出張で地方を訪れたサラリーマンだが、地元の常連客もいる。出張族にしてみれば、風俗慣れしていない素人っぽい女性と遊べるし、地元民にとっては常駐の嬢以外と期間限定で遊べるなど、客にとってもメリットがあるのだ。
女性の宿泊費は稼ぎの中から引かれるが、その料金はかなり格安だ。その裏に、儲けのからくりがあるという。
「オーナーのほとんどが、表向きは飲食店やエステなんかを経営していて、女性を滞在させるウィークリーマンションとも提携を結んでいるか、自分で経営している場合もあるんです。店では売り上げの一部を抜いて、さらに宿泊費も取るのだから、オーナー側にとってはいいことずくめです。しかし、女性たちも損をしているわけではない、うまくできたシステムですよ」(同)
送迎なども、従来のシステムがあるので問題なし。地元のヤクザとつながりがあることも多いため、素性の知れない店で働くより、ある意味安全だという。
長らく続く不況の中、まともに学費も払えない貧乏学生や、ワーキングプアが増えた。一方、風俗業界も常に新鮮な人材を求めている。双方の需要がマッチしたことで、こうした働き方が生まれ、定番になりつつあるようだ。