松嶋菜々子『営業部長 吉良奈津子』初回10.2%!「期待はずれの数字」「時代錯誤でフジっぽい」
松嶋菜々子主演の連続ドラマ『営業部長 吉良奈津子』(フジテレビ系)が21日に放送開始し、初回平均視聴率10.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録した。松嶋といえば、2000年の『やまとなでしこ』(同)では各話20%超えを連発し、最終回では34.2%を叩き出すなど“視聴率の女王”に君臨していた時代もあっただけに、今回の数字はかなりの「期待はずれ」と言えるだろう。
同ドラマは、松嶋演じる主人公・吉良奈津子が出産を経て職場復帰を果たすも、以前と違う部署に配属され、仕事と家庭の両立に奮闘するストーリーだ。
「視聴者のテレビ離れが加速している中、松嶋は近年でも好成績を保っていた。11年放送の『家政婦のミタ』(日本テレビ系)は、最終回の40.0%という数字が話題になりましたが、初回も19.5%の高視聴率スタートを切っていました。また、13年に人気作『救命病棟24時』(フジ系)の第5シリーズに主演した際も、初回は17.7%と良好。それに比べると、今作の“ギリギリ2ケタ台スタート”は、正直物足りない数字です」(テレビ局関係者)
最近のフジ系ドラマは、ことごとく撃沈しているため、2ケタスタートを切れたのは「さすが」ともいえそうだが、「本人のモチベーションが心配」(同)との声も。
「松嶋が3年ぶりに連ドラの主演を務めるとあって、楽しみにしていた視聴者も少なくなかったはずですが、ネットの感想は『時代錯誤な感じが、フジテレビっぽいね』『松嶋菜々子の良さを生かせていない』などと、ネガティブなものが多い。しかし、全てがフジのせいというわけでもなく、今作には松嶋サイドもかなり細かく注文をつけていたそうです。当初はキャストも企画も全然違うものだったのですが、松嶋サイドが大幅な変更を要求したといわれています。昨今のフジの低迷を目の当たりにして、口を出さずにはいられなかったのでしょう」(同)
一方で、松嶋と時間帯は異なるが、14日から同じ木曜日に新ドラマ『はじめまして、愛しています。』(テレビ朝日系)をスタートさせた尾野真千子は、初回こそ10.0%と微妙な滑り出しだったものの、21日の第2話では11.4%と数字を上昇させた。
「尾野は、14年のフジの月9ドラマ『極悪がんぼ』主演で、当時の月9史上最低視聴率を更新した苦い記憶があった。しかし、今回は徐々に視聴率をアップさせていく兆しも見えるし、なんといっても脚本には『家政婦のミタ』の遊川和彦氏が起用されている。尾野本人も、気合が入っているでしょうね。これに対して、松嶋の方は次回以降の視聴率がどう出るか……最終的に“大爆死”となり、松嶋の“高視聴率女優”の看板に傷がつくかもしれません。昨年『オトナ女子』(フジテレビ系)で惨敗を喫した篠原涼子の二の舞を踏む可能性もあります」(同)
数字で心を乱すことなく、松嶋には3年ぶりの主演にまい進してもらいたいものだが。