向井理『神の舌を持つ男』、2週連続6%台の大惨事! 「気持ち悪い」の声が噴出する異常事態
向井理が主演するTBS系連続ドラマ『神の舌を持つ男』(金曜午後10時~)第2話が15日に放送され、視聴率は6.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことがわかった。初回(8日)の6.4%から巻き返すどころか、さらに下げる有様で、この爆死連発には、関係者も青ざめているという。
向井と、『TRICK』(テレビ朝日系)シリーズなどを手掛けた演出家・堤幸彦氏が初タッグを組むことで、放送前から話題になっていた同ドラマ。全国の秘湯と呼ばれる温泉地を舞台に、ひょんなことから知り合った主人公・朝永蘭丸(向井)、甕棺墓光(木村文乃)、宮沢寛治(佐藤二朗)の3人が、1台のボロ車に乗り温泉宿で寝食を共にしながら、ナゾの温泉芸者「ミヤビ」を探し求めて日本全国を旅するコミカルミステリー。随所に“堤ワールド”と呼ばれるギャグ、パロディ、オマージュが満載で、さらに毎回、2時間サスペンスドラマの女王が登場することになっており、初回には片平なぎさ、第2話には山村紅葉が出演した。
脚本自体は決して悪くなく、「クスッ」と笑わせるギャグが散りばめられていると、ネット上でいわれている同作。しかし、典型的な“二枚目俳優”の向井が三枚目にチャレンジしているところが、多くの視聴者の間で不評を買っており、これが視聴率低迷の要因になっているようだ。
ネット上で視聴者の反応を見ると、「木村は騒ぎすぎ。顔しか取り柄がない向井にメガネかけさせて、どうすんだ?」「向井のベロ出しが気持ち悪い。見る度にイジリー岡田のベロ芸を思い出す」「向井がかわいそう。こんな役もやらなきゃいけないなんて、役者ってつらいね」「三助(風呂で背中を流す仕事)のシーンが気持ち悪い。この時間帯でやるドラマじゃない」「向井は最近、作品に恵まれてない。NHKの朝ドラ『とと姉ちゃん』にしても、このドラマにしても、向井を使う意味が全然ない。もっと、この役に適した俳優がいるんじゃない?」といった調子で、ファン離れを起こしそうな手厳しい意見が多い。
2012年以降に向井が主演した連ドラの平均視聴率を見ると、後に結婚した国仲涼子との共演作『ハングリー!』(12年1月期/フジテレビ系)が12.7%。ブレーク前の能年玲奈(現・のん)が端役で出演した『サマーレスキュー~天空の診療所~』(同年7月期/TBS系)が10.1%(同)。映画化もされた『S ‐最後の警官‐』(14年1月期/同)が14.2%。結婚後初の主演となった『遺産争族』(15年10月期/テレビ朝日系)が10.7%と、大ヒットこそないものの、全て2ケタ台をマークしており、向井は“安定感”が売りの役者だった。
しかし、『神の舌を持つ男』は初回から2話連続で6%台の大惨事。TBSの「金10」枠では、今年1月期の『わたしを離さないで』(綾瀬はるか主演)が平均6.8%、15年7月期の『表参道高校合唱部!』(芳根京子主演)が平均5.9%に終わっており、『神の舌を持つ男』も、今後2ケタに乗るような視聴率を弾き出す期待が薄いだけに、この2作品をも下回ってしまう可能性も高い。
このまま爆死を連発するようであれば、向井にとっては、まさしく“黒歴史”となり、そのプライドはズタズタになってしまいそうだ。
(森田英雄)