向井理『神の舌を持つ男』、“映画化連動”だった!? 初回大爆死で「TBSは青ざめてるはず」
向井理が主演する連続ドラマ『神の舌を持つ男』(TBS系)が、思わぬ苦戦を強いられている。将来的には続編、また映画化も見据えられているといわれる同作だが、果たして今後、視聴率上昇は望めるのだろうか?
8日に放送された初回平均視聴率は、6.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、民放キー局ゴールデン/プライム帯連ドラとしてはかなりの低空スタートを切った同ドラマ。マスコミも「苦戦」「大コケ」と報じ、どうにもフォローしようのない数字を記録してしまった。
「というのも、業界内で『神の舌を持つ男』は、今クールの連ドラで最も前評判が高く、初回トップの視聴率を記録してもおかしくないといわれていました。女性に人気の向井に加えて、ヒロインは売れっ子の木村文乃、また『TRICK』(テレビ朝日系)や『SPEC―警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿』(TBS系)を手がけた堤幸彦監督作というだけに、業界的には“高視聴率必至の条件”が揃っていたわけです」(テレビ局関係者)
しかし放送後、ネット上では「『TRICK』を彷彿とさせて面白い」など好意見も多かったが、「正直つまらない」「ノリが寒い」など、肌に合わないと訴える視聴者も目立っていた。
「あくまで個人的な意見ですが、役者がどうこうよりも、脚本や演出が、“しょぼかった”のではないでしょうか。温泉地をめぐるミステリーという設定はスケールが小さいし、向井が舌をべろべろ出したり、ふんどし姿で笑いを取るというのは、キャラに合っておらず、滑っているとしか思えません。向井も結婚して子どもができたので、役の幅を広げる必要もあるのでしょうが、この役を選ぶのは少々センスがなかったのでは。堤作品で数字が見込めると予想したのかもしれませんが、フタを開けてみれば“大爆死”ですしね……」(同)
同ドラマをめぐっては、向井をさらに青ざめさせるようなこんな話も。
「実は、当初から“映画化連動”で企画が進行していたようで、すでに映画のキャスティングも固まりつつあると聞いています。TBSとしては『SPEC』に続く超大作に仕上げたかったのでしょうが、この初回視聴率には関係者一同、青ざめていることでしょうね」(制作会社スタッフ)
近年では、映画化連動のドラマも珍しくないが、「2015年の超低視聴率ドラマ『HEAT』(フジテレビ系)は、あまりの視聴率不振から放送前に発表されていた映画化自体が白紙化してしまった。『神の舌を持つ男』も同じ結果になるということは、さすがに現段階ではないでしょうが、第2話以降や映画版を含めて、現在急ピッチで企画の見直しが進められているようです」(同)という。
果たして向井はこの窮地から抜け出し、『神の舌を持つ男』を自身の代表作にすることができるのだろうか?