『貞子』大ヒット&CM12社出演も「なぜか地味」!? 山本美月が「運ナイ」といわれるワケ
モデル・女優で、CM、ドラマに引っ張りだこの山本美月が、爆弾発言を投下した。山本は7月期のフジテレビ系連続ドラマ『HOPE~期待ゼロの新入社員~』(7月17日放送開始/日曜午後9時~/Hey!Say!JUMP・中島裕翔主演)でヒロインを務めるが、5日に都内で行われた壮行会イベントで、「7月クールのドラマで一番視聴率がよかったら、水着の写真集を出します!」と宣言したのだ。
「『誰も見たくないよ』って感じですよね……」と、自虐的な発言をした山本だが、実は所属事務所から「水着NG」を言い渡されているという。所属事務所の公式プロフィールによると、山本は身長167センチ、スリーサイズはB77、W59、H85で、モデルらしい抜群のプロポーションの持ち主。ルックスも申し分なく、ファンからの“水着待望論”は早くからあったようだ。
ここ最近、『地獄先生ぬ~べ~』(日本テレビ系/2014年10月期)、『64(ロクヨン)』(NHK総合/15年4~5月)、『恋仲』(フジテレビ系/同7月期)、『臨床犯罪学者 火村英生の推理』(日本テレビ系/今年1月期)など数々の連ドラにレギュラー出演してきた山本。
「清楚系で高い好感度」が売りで、CMに起用されることも多く、「2015タレントCM起用社数ランキング」(ニホンモニター調べ)の女性部門では、トップの上戸彩(13社)に次ぎ、有村架純、杏、広瀬すずと並んで12社に出演し、堂々の2位タイになったこともあった。だが、連ドラに多数出演していても脇役が多いことから、正直目立たぬ存在で、世間の認知度もまだまだ低い。彼女を、顔と名前がなかなか一致しない“地味女優”と捉えるマスコミ関係者も少なくないようだ。
そんな山本にとって、7月期の『HOPE』は、プライム帯連ドラでは初のヒロイン役となり、ビッグチャンス到来となった。だが、今作で話題になるのは、中島と熱愛報道された吉田羊との関係ばかりで、前評判はかんばしくない。ましてや、4月期に復活したフジ「日9」ドラマ枠は、前クールの『OUR HOUSE』(芦田愛菜、シャーロット・ケイト・フォックス主演)が全話平均4.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と爆死し、同クールのテレビ東京を除く民放連ドラで視聴率最下位となった。裏には「TBS日曜劇場」、人気バラエティ番組『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)があり、『HOPE』も苦戦が予想されている。せっかくの初ヒロインにもかかわらず、山本は「運がない」作品選びをしてしまったようだ。
唯一の救いは、TBS日曜劇場の7 月期『仰げば尊し』(寺尾聰主演)が、「主演が渋すぎる」などと、ネット上での期待度が低いこと。4月期ほど、フジの視聴率が低くなるとはみられていない点だ。
6月18日に公開された主演映画『貞子vs伽椰子』が、観客動員、興行収入ともに上々の山本。その自信が、「視聴率トップ」発言につながったのかもしれないが、7月期民放全ドラマの中で、『HOPE』がトップになる可能性は、現状高いとは言いにくい。果たして山本の運命は――?
(森田英雄)