高知東生、清原和博、ASKA……“シャブセックス”に溺れた男性タレントの共通点
またまた芸能人が覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで逮捕された。元俳優の高知東生容疑者(51)が、元レースクイーンの五十川敦子容疑者(33)とラブホテルのベッドで、裸で寝ていたところを、捜査員に踏み込まれた。
高知容疑者は、妻で女優・高島礼子(51)の父親の介護を理由に、芸能界を昨年6月に引退。美談として伝えられていたが、高知容疑者のTwitterを見ると、介護というよりもゴルフと旅行三昧の日々。愛人の存在と覚せい剤使用が発覚したとあって、高島は夫に、筆舌に尽くしがたい苦しみを味わわされたわけだ。
有名人の薬物事案には、必ずといっていいほど女が絡んでいる。それも行きずりの恋ではなく、長く続いている愛人関係が多い。薬物を使用してのセックスは、究極の快楽なのだろう。元俳優の押尾学(38)が、合成麻薬MDMAを服用したとして2009年8月に麻薬取締法違反で逮捕された。押尾は、一緒にいた銀座ホステスの死にも関わったとして、保護責任者遺棄致死罪にも問われた。2人のメールのやりとりも、セックスに関するものだった。
14年5月、歌手で作曲家のCHAGE and ASKA ・ASKA(58)も、愛人関係にあった女性のマンションを出るところで逮捕された。同マンションの通風口に微量の覚せい剤が付着していたことなども、逮捕の決め手になったという。一緒に逮捕された愛人は、容疑を否認。セックスしたときに「避妊具を使わなかったから、彼の精液が自分の体内に入って、それで覚せい剤反応が出た。覚せい剤が自分の体内に残った」と、生々しく証言していた。
元プロ野球選手の清原和博(48)も14年、週刊誌に「逮捕直前」と報じられ、モデルの妻と離婚。東京では買う場所がなくなり、北関東まで覚せい剤を買いに行っていた。そして、日帰りで戻ったその日に、愛人をホテルに連れ込み、覚せい剤を使用していたという。住んでいた家賃50万円のマンションで逮捕されたのは、今年の2月だった。
覚せい剤常習者が男性の場合、セックスの相手は、妻ではなく愛人という共通点がある。家庭には覚せい剤を使ったセックスを持ち込まないというルールを決めているのかもしれないが、珍しく妻と一緒に使用した人物もいる。サーファーの高相祐一(48)だ。彼は、妻の酒井法子(45)とともに覚せい剤に溺れ、09年に路上逮捕。それを目前で見ることになった酒井は、7日間も逃避行を続け、世間に衝撃を与えたものだ。
故・若山富三郎さんの長男で俳優の若山騎一郎(51)と、故・上原謙さんの次女で女優の仁美凌(35)という、大物俳優の二世同士の夫婦を引き裂いたのも、覚せい剤だった。若山の覚せい剤使用が仁美にバレて離婚に至ったというが、その後、復縁し再婚。しかし13年、今度は夫婦揃って逮捕されることになった。
高島は、高知容疑者の逮捕を受け、涙ながらに「申し訳ありませんでした。本当に冗談かと思うくらいに実感がありませんでした。彼は喜怒哀楽 というか、ものすごい感情が豊かな方。うれしいときは喜んで、悲しいときは泣く。結婚当初からそういう人でしたので、それが兆候だったと言われてもわからない」と謝罪した。自宅に吸引用ストローと覚せい剤の小分け袋があったことで、事情聴取も尿検査もされたというが、結果はシロだった。高知容疑者に未練を持っているかもしれないが、離婚は時間の問題だろう。高島が覚せい剤に巻き込まれなかったことだけが、せめてもの救いだ。
石川敏男(いしかわ・としお)
昭和21年11月10日生まれ。東京都出身。『ザ・ワイド』(日本テレビ系)の芸能デスク兼芸能リポーターとして活躍、現在は読売テレビ『す・またん』に出演中。 松竹宣伝部、『女性セブン』(小学館)『週刊女性』(主婦と生活社)の芸能記者から芸能レポーターへと転身。