一体なぜ……完売したはずのリアーナのコンサートが空席まつり!?
今年1月にリリースした通算8枚目となるオリジナルアルバム『ANTI』を引っさげ、『ANTI ワールド・ツアー』を行っている歌手のリアーナ。彼女にとって3年ぶりとなる単独ワールドツアーであるため、昨年11月に発表された時から大盛況になると予想されていた。しかし、直前でツアー開始時期が2月から3月に延期。「チケットが思ったほど売れていない。リアーナは2012年からアルバムを出しておらず、やっと出した『ANTI』も大ヒットにはならなかったから仕方ないのだろうが、このままだと採算が取れず、販売期間を延ばすためにツアーを延期した」という情報が流れた。
しかし、ふたを開けてみると、どのコンサートも8~9割とまずまずの客入りとなっており、ソールドアウトしているコンサートもちらほら。批評家からは「オープニングはドラマチックで最高だが、その後はつまらなかった」と酷評されてしまったが、ファンはほかのディーバのように口パクをしない、色気たっぷりのリアーナに満足しているよう。
アメリカ/カナダを巡った後には1カ月ほどの中休みを経て、6月からツアーを再開したリアーナ。実はイギリスでは当初の予定より2公演減らされたことから、残りの公演はソールドアウトになるのではないかとファンは予測。その思惑通り、ロンドン公演初日は完売したと報じられた。
が、6月24日にロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われたコンサートは、実際には半分が空席だったと、ネット上で大きな話題となっている。このコンサートに行ったファンが、Twitterに会場の写真を投稿し、それが拡散されたのだ。スタジアムのシートは赤いのだが、この写真では誰も座っていない赤い席ばかりが目につき、なんとも物悲しい。同スタジアムは9万人を収容できる巨大アリーナにもかかわらず、空席ばかりだったという。
この写真を見たアンチは「ソールドアウトと見栄を張った」と叩いたが、チケットは本当に完売していた。では、なぜこんなことが起こったのだろうか?