古巣ではしゃぎまくる永瀬廉と西畑大吾のやりとりが温かい、『まいジャニin東京』
まるで上京して新しくできた友達を自分の田舎に連れてきて、「みんな気のいいヤツらだろ」と紹介するような「ホーム」感(※実際には、『まいジャニ』メンバーの方が東京に来たわけだが)が永瀬の全身からみなぎっていて、気の毒になるほどである。
そして、「しばらく会ってなかったけど、成長してないでしょ?(自分たち)」と言う永瀬に、西畑が「『まいジャニ』だって、5年ぶりぐらいでしょ?」とボケると、「それ、Jr.歴と一緒やん、俺!」、さらに「長らく会ってなかった気がするから」と西畑に言われると「うれしいよ。久しぶりにみんなに会えて俺は」と、本当にうれしそうだ。
さらに、質問コーナーの流れで「入れ替わりたい人、いる?」と向井に聞かれた長尾が、「永瀬君。顔とか、あと、服がオシャレ」と言うと、「チャラいだけやで?(長尾の方を向きながら)」(西畑)、「チャラくないって!」(永瀬)、「服がオシャレっていうか、高いもん買ってるだけやから!」(西畑)、「違うから!」(永瀬)というやりとりがあった。
もうほとんど古い友人というより、オカンと息子のような会話である。
永瀬が高価な靴や服を身につけていることは、ときどきファンの間で話題になったり、Sexy Zoneにネタにされていたこともあり、また永瀬の「茶髪」についてもファンの間でよく論議されているほか、「『まいジャニ』スタッフに久しぶりに会って怒られた」といった内容を永瀬が話していたこともある。
実際、永瀬が東京Jr.になり、あか抜けたのはよいが、茶髪になったり高級なものを身に着けたりすることを嘆くファンは多数いて、そうしたファンの思いを永瀬にとって一番近しい間柄の西畑が代弁してくれているようでもある。
しかも、手厳しい指摘をした後には、最後に永瀬たちの方に身体ごと向き、マイクにほとんど乗らないような小さな友達口調で「今日は忙しい中、ほんとありがとうね」と言う西畑。「また呼んでくださいよ」と小さな早口で言っていた永瀬は、不意にものすごい真顔になって言い放っていた。
「いつでも準備OKやで。俺は(キリッ)」
ここまでうれしさをまったく隠さない(というか隠せない)永瀬もすごいし、それを手のひらで転がしつつ包み込んでくれる西畑の包容力もすごいし、古巣に戻ってもいつもとまったく変わらない平野紫耀のプロっぷりもすごいし、向井や大西のウェルカムムードの優しさもすごい。
みんなの魅力がいっぱい詰まった、アットホーム感あふれるステキな回だった。
(田幸和歌子)