失敗しなかった!!

瞬間最高は、Hey!Say!JUMP・伊野尾慧! 『ドクターX』22.0%で「米倉涼子大復活」

2016/07/04 17:25
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『ドクターX~外科医・大門美知子~』(テレビ朝日系)公式サイトより

 米倉涼子主演の人気ドラマ『ドクターX~外科医・大門美知子~スペシャル』(テレビ朝日系)が、7月3日(午後9時~11時10分)に放送され、視聴率は22.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、単発ドラマとしては異例の高い数字をマークしたことがわかった。10月期に2年ぶりにオンエアされるシリーズ第4弾に向け、大きな弾みをつけた格好で、同視聴率は、今年放送された民放ドラマでは、TBS系『99.9-刑事専門弁護士-』(嵐・松本潤主演)の19.1%(第2話、第10話)を抜いて最高値となる。

 瞬間最高視聴率は、午後11時4分に記録した25.8%で、Hey!Say!JUMP・伊野尾慧演じるフィギュアスケーター・氷室光二郎が、四回転半ジャンプを決め、未知子(米倉)が大喜びした場面だった。既存のファンに加え、ジャニーズファンをうまく取り込むことにも成功し、高い視聴率を獲得できたようだ。

 『ドクターX』は2012年10月期に第1シリーズが放送され、平均視聴率19.1%(全8話)の高視聴率をマーク。第2シリーズ(13年10月期)は平均23.0%(全9話)、第3シリーズ(14年10月期)は平均22.9%(全11話)と立て続けに高い視聴率を記録。テレ朝では鉄板ドラマである『相棒』シリーズ(水谷豊主演)を超えるキラーコンテンツとなった。

しかしそんな『ドクターX』も、いったんは、米倉側の事情で“封印”されかけていた。14年末、米倉は2歳年下の一般人男性と結婚、妊活に励むため、15年のスケジュールを白紙にしていたが、結婚生活は短期間で破綻してしまった。プライベートでマイナスイメージがついた米倉は、女優業復帰へ舵を切り、昨年12月5日放送のドラマスペシャル『家政婦は見た!』(同)で、1年ぶりにドラマ出演。ところが、視聴率は12.6%とイマイチで、同ドラマシリーズ前作(14年3月2日放送)の17.4%から大きく下落。さらに、4月8日に放送された、主演ドラマ『松本清張スペシャル「かげろう絵図」』(フジテレビ系)は8.3%と惨敗してした。

 復帰後、『家政婦は見た!』『かげろう絵図』が続けてコケた米倉にとって、今回の『ドクターX』は最後のとりでだった。私生活では失敗した米倉だが、『ドクターX』ではドラマの決めゼリフのごとく、失敗しなかったことで、“視聴率女王”としての面目を保った。

 第3弾の最終回から、1年半のブランクがあっても、根強い視聴者の支持があることを証明した『ドクターX』。これなら、10月期のシリーズ第4弾も、高視聴率を取る確率は高いはず。それだけに、米倉としては、夫との離婚問題に早く決着を付けて、『ドクターX』の撮影に専念したいところだろう。
(森田英雄)


最終更新:2016/07/04 17:28
『ドクターX~外科医・大門未知子~ DVD‐BOX』
1年半前、誰がこの伊野尾ブレークを予想していたか