A.B.C-Z、シングル売り上げ3万枚でピンチ!? 前作「半減」以下でDISH//にも敗北
6月22日に発売されたA.B.C−Zのシングル「Take a “5” Train」が、3.4万枚(3万3,588枚)を売り上げ、オリコン週間ランキングで3位に初登場。前作「Moonlight walker」は週間1位に輝いたが、今作は売り上げ・順位ともに残念な結果となった。
アクロバットが武器のA.B.C−Zは、2012年2月にDVDシングル「Za ABC~5stars~」でデビュー。14年には初のアルバム『from ABC to Z』をリリースし、昨年9月の「Moonlight walker」で念願のシングルデビューを果たした。「Moonlight walker」は初回限定盤A・B・Cと通常盤に加え、A.B.C−Z SHOP盤ではメンバー5人の個別盤を販売し、全9形態でのリリースだったが、今作は初回A・Bと通常盤の3種展開にとどまった。
「1stシングル『Moonlight walker』は初週8.0万枚を売り上げましたが、今作はそこから半分以下に。週間ランキングは人気シミュレーションゲーム『アイドルマスター』関連のシングル『THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS STARLIGHT MASTER 03 ハイファイ☆デイズ』が8.9万枚で1位、2位はスターダストプロモーション所属の男性ユニット・DISH//の『HIGH−VOLTAGE DANCER』という楽曲で、売り上げは3.9万枚。A.B.C−Zは次点の3位で3.4万にとどまりました。ファンやメンバーたちの心中は穏やかではないでしょう」(ジャニーズに詳しい記者)
新曲はデイリーランキングでも3位という微妙なスタートを切っていただけに、ファンは「A.B.C−Zに『1位おめでとう』と言ってあげられないのがさみしい。なんでSHOP盤出さなかったんだろう」「前回のシングルは御祝儀買いも多かったけど、今回はそれの半分以下……どんどん枚数落ちてて、ジャニーズでこの枚数は本当にやばい」などと“焦り”が感じられるコメントも出ている。
さらに、メンバーの戸塚祥太は26日、公式携帯サイト・Johnny’s webの連載「伝打伝助」で、「しっかしTake a “5” Train乗り心地いいな~。もっと乗客増えないもんかね? こんなに快適なのに。不思議!!」と、暗に売り上げがイマイチ伸びていないことを嘆くような一文をつづっている。今回は一部小田急線車内にて電車広告ジャックも行われていたが、売り上げにはつながらなかったようだ。
「同日には元KAT−TUNの赤西仁が同じく3種販売でアルバム『Audio Fashion』をリリースしていますが、こちらは3.3万枚を記録。シングルより値段が高いアルバムにもかかわらず、枚数的にはA.B.C−Zとほぼ並びました」(同)
CDの売り上げは不調なA.B.C−Zだが、これまで日曜午前に放送されていた冠番組『ABChanZoo』(テレビ東京)が、4月から土曜深夜に移動して継続。深夜ならではの自由なノリがファンに受けているが、視聴率は移動前の0.5%~1%台前半(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)から変動はみられていない。直近の視聴率でも、0.9%(6月4日)、1.6%(11日)、1.4%(18日)と、現状維持の状態だ。しかし、塚田僚一がバラエティ番組でブレークするなど、メンバー各自のテレビ露出は今後も増えていきそうだ。
7月20日にはアルバム『ABC STAR LINE』をリリースするA.B.C−Z。こちらの売り上げで名誉挽回となるのだろうか。