アンバー・ハードだけじゃない! 自身に誇りを持つ、バイセクシュアルの美女セレブたち
ジョニー・デップとの離婚騒動で、あらためて話題となっているアンバー・ハード。アンバーはバイセクシュアルであることを公言しており、ジョニーと交際する前は女性アーティストと熱愛していたが、先日、彼女とは名字まで変えた事実婚状態だったことが判明した。バイセクシュアルのセレブは実は意外と多い。それも、アンバーのように美しく魅力的な女性が「男性にも女性にも惹かれる」というケースが多いのだ。今回は、そんな「バイセクシュアルの美女セレブ」たちを紹介しよう。
■クリステン・スチュワート
ヴァンパイア・ブームを巻き起こした映画『トワイライト』シリーズでヒロイン役を演じ、世界的スターとなったクリステン・スチュワート。映画で共演したロバート・パティンソンとの熱愛も大きな話題となったが、2012年に出演した映画『スノーホワイト』の監督と不倫したことで破局。大きくイメージダウンした。一度はロバートと復縁したものの、最終的に別れたクリステンはしばらく新恋人を作らずに、「ロバートを引きずっているようだ」とウワサに。そんな彼女に、昨年、新たなロマンスが報じられた。その相手は女性。パーソナルアシスタントのアリシア・カーガイルだった。
当初は仕事上の関係と見られていた2人だが、ベタベタしている姿がパパラッチされ、「ひょっとして、クリステンはバイ!?」とタブロイドは報道。同年6月には、クリステンの母親が、アリシアはクリステンの恋人だと認め、「娘はとても幸せそうだから、恋人が女性だとしても問題ない」と祝福。その2カ月後、クリステンは、カルチャー誌「Nylon」のインタビューで、アリシアとの交際を聞かれ、「Googleに聞いてみなよ。わたしはなにも隠してないし」と回答。バイセクシュアルであることを認めた。クリステンは、「3~4年もすれば、みんな他人がゲイかストレートかなんて知る必要ないって思うでしょうね」ともコメント。なにを大騒ぎしているのかという彼女の姿勢に、「すばらしい!」という声が多く上がった。思いがけず、イメージ回復につながった。
■エヴァン・レイチェル・ウッド
07年当時交際していたマリリン・マンソンのMVで「血まみれセックスシーン」を披露し、物議を醸した、美人女優エヴァン・レイチェル・ウッド。11年には、エヴァンは男性誌「エクスクァイア」のインタビューで、「わたしは男性とも女性とも付き合うわ」「女性と付き合う時は、男性っぽく振る舞うわね。仕切りたいタイプだし、夕食の支払いもする。そう、わたしはロマンチストなのよ」とカミングアウトし、世間を驚かせた。その翌年、エヴァンは俳優のジェイミー・ベルと結婚したが、2年で離婚。その後は、女優のキャサリン・メーニッヒと交際するなど、男女問わず、好きになった相手と、自由な恋愛を謳歌している。エヴァンは、Twitterでも「バイセクシュアルが受けている差別」について発言するなど、セクシュアリティを起因とする障害を取り払おうと積極的に活動。若いLGBT(レズ・ゲイ・バイ・トランスジェンダーらのセクシュアルマイノリティ)層から絶大なる支持を受けている。
■アンナ・パキン
11歳の時に出演した映画『ピアノ・レッスン』でアカデミー助演女優賞を受賞したアンナ・パキン。その後、『X‐メン』シリーズのローグ役で再びブレイクし、ヴァンパイア・ドラマ『トゥルー・ブラッド』で人気を博した。そんなアンナが、バイセクシュアルだとカミングアウトしたのは、ドラマで共演したスティーブン・モイヤーと婚約中の10年4月のこと。「全てのセクシュアリティに平等の権利を」と求める団体のウェブサイトで、「わたしはバイセクシュアルです」と告白したのだ。この頃は、まだバイセクシュアルは偏見に満ちた目で見られていたため、人気女優であるアンナのカミングアウトに世間は騒然。サイトのサーバーがダウンする騒ぎとなった。アンナはこれについて、「別にすごい秘密ってわけじゃなかったんだけど」「役に立てると思ったから、今回カミングアウトしただけで」とさらっと説明。好感度をアップさせた。
アンナは、その後スティーブンと結婚し、12年に双子を出産。14年に出演したトーク番組で、「もうバイセクシュアルじゃないんだね?」と質問され、「確かに、今、わたしは幸せな一夫一婦の結婚生活を送っている」とした上で、「でもわたしは今もバイセクシュアル。妻でいても、母親でいても、誰と付き合おうが、別れようが、死別しようが、なにをしていても、セクシュアリティっていうのは、そう簡単にコロコロ変わるもんじゃないし」と説明。その説得力ある言葉で、セクシュアリティに悩む人を勇気づけた。