海外
一方、依存症治療に前向きだったとの証言も

「全てを終わりにしないと……」、プリンスの遺書らしきメモが見つかったと米メディアが報道

2016/06/24 19:00

 ジュディスは、取材に対し、ジェット機内での一件を回想。「プリンスが突然意識を失う瞬間を目撃したの。どう見てもヤバくて、離れた席に座っていたプリンスの長年の友人/側近のカーク・ジョンソンを呼んだ。2人でプリンスの名前を呼んだり、体を揺さぶったりしたけど、目を覚まさなくて……」「あの時は、たまたまプリンスの顔を見ていたから、おかしいとわかったの。もし、わたしが別のことをしていて、意識を失う瞬間を見てなかったら、“疲れて寝てるんだな”って思ったでしょうね」と説明した。

 緊急着陸直後、プリンスは待ち構えていた救急隊員により、オピオイドを過剰摂取した際に使用される解毒剤ナロキソンを打たれ、最寄りの病院に救急搬送された。プリンスは、病院に着く頃に意識を回復したとのことで、ジュディスは、「本当にホッとした。死んじゃったと思ってたから」と声を詰まらせた。プリンスは心配そうな表情を浮かべるジュディスに、「自分がここにいるのは、神の恩恵によるものだ」「ボクはね、生きようと戦ったんだ。遠くから君の声が聞こえて、“あの声について行こう、あの声について行かなくては、体に戻らなくては、戻らなければならない”って頑張ったのを覚えている」「体に戻るのは本当に大変だった。これまでで一番大変なことだった」と、臨死体験・幽体離脱したことを告白していたという。

 ジュディスは、「プリンスが(股関節の)痛みに苦しんでいたということは、今回、報道で初めて知った。痛いと言ったり、苦しんだりする姿なんて見たことなかった。ただただ、びっくりしている」と述べた上で、「救急搬送されたことを受けて、プリンスは真剣に依存症の治療を受けようとしていた。自分の体に一番よいことをしたいと前向きに治療を受けるつもりでいた」「その前に亡くなってしまって。本当に悲しいの。だって、プリンスは治療を受けるつもりで、努力していたのよ」と訴えた。

 このように、ジュディスは「幽体離脱までしたプリンスだが、生きなければと体に戻っていた」「その後、真剣に依存症の治療を受けるつもりでいた」と証言。ネット上では、「『In Touch』が伝えた自殺説が本当なら、ジェット機で幽体離脱した際、そのまま逝ってたのではないか」「自分でも薬に頼りすぎるのはヤバいと自覚していたけど、それを超える痛みに襲われたのではないか」「エホバなのに自殺はしないだろう」「遺書じゃなくて、創作中の歌詞だったのでは?」などと、さまざまな意見が飛び交っている。

 57歳という若さで、突然この世を去ったプリンス。自分の意思であれ、不慮の事故であれ、痛みから解放された彼の魂が、今、安息の地にいることを願わずにはいられない。

最終更新:2016/06/24 19:02
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