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『99.9』不快な演出に非難轟々

嵐・松本『99.9』、16.5%に視聴率ダウン……「プロレスうざい」「マナー違反」と小ネタに批判

2016/06/13 15:50
『99.9―刑事専門弁護士―』(TBS系)公式サイトより

 12日に放送された、嵐の松本潤主演ドラマ『99.9―刑事専門弁護士―』(TBS系)第9話が平均視聴率16.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録した。15分拡大版での放送だったが、数字は第8話から2.1%減少。次回の最終回で、自己最高の19.1%を超えられるのか注目が集まっている。

 今回は国仲涼子が出産後初のドラマ出演ということもあり、放送前より期待が寄せられていた。

「第9話の事件の舞台は格式高い一家、山城鉄道の会長の自宅。三男の嫁である皐月(国仲涼子)が、脳梗塞の義父を懸命に介護するも罵倒される日々が重なったため、耐えられなくなって殺害したと自供します。自宅で一緒に暮らしていた家族たちも全員、皐月の犯行を認める供述をしたため、事件はすぐに解決するかに思えたものの、深山が違和感を覚える……という展開でした」(芸能ライター)

 ストーリーは好評だったものの、話題となったのは恒例の“小ネタ”。出てきたお菓子の名前が、酒井法子による造語「マンモスうれピー」から取った「マンモス柿ピー」だったり、石川さゆりの曲「天城越え」から取った「甘煮添え」という曲が登場するなど、SNSは大盛り上がり。

「また、落合(馬場徹)が『ハンターチャンス!』と言った際には、『ミュージカル テニスの王子様』で演じていた柳生比呂士に掛けているとして、『奇跡!』『言わせるなんてすごい!』など驚きの声がネット上で上がりました。しかし、今回は好評な小ネタよりも、不評の小ネタが多かったようです」(同)

 これまで話題を集めてきた小ネタの数々だったが、ここへきて風向きが変わってきたのだろうか。

「まずは、演出を務める木村ひさし氏がプロレス好きだからという理由で起用されているともいわれるプロレスネタ。第1話から続くこの小ネタには元々賛否両論あったのですが、今話では、事件とはまったく関係ない場所でレスラーが何人も登場して時間を割いたため『ほんと、プロレスネタしつこい』『誰かわからないし、必要性も感じない』『こんなことするならほかのレギュラー出演者を掘り下げて』『プロレス関係者が出すぎ』と批難する声が数多く上がりました」(同)

 今までに出演したレスラーは、モハメド・ヨネ選手、矢野通選手、邪道選手、オカダ・カズチカ選手、外道選手の5人。レスラーファンからは「矢野さんと邪道さんとヨネさんが同じテーブルにいるなんて熱すぎる!」などと歓喜の声も聞こえてくるが、ドラマの本筋からあまりに外れる小ネタは、多くの視聴者から反発を買っているようだ。

「そして、今回一番視聴者から批判を受けたのは“無意味な”マナー違反です。まずは国仲演じる皐月と、その母親が音を立ててお茶をズルズル飲むという設定に、『わざわざこの設定にする必要ある?』『アップで撮る意味がない』『飲食の音は不快だからホントやめてほしい』と嫌悪感を示す意見が上がり、山城家の人々が座布団の上を踏んで歩く行為には『座布団踏む演出、ホントにいらないわ。ただただ不愉快』と気になった人が多かったようです」(同)

 この不快な小ネタには「格式高い一家なのに基本的なマナーもなっていない」という意図を込めたという説もあるそうだが、それも話の本筋とはあまり関係なく、結局は余計な不快演出と捉えられたようだ。

高視聴率の裏で演出に不快感を募らす声も大きくなっているが、果たして最終回の数字はどうなるのだろうか? 20%超えを記録できるのか、注目したい。

最終更新:2016/06/13 16:04
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