嵐・大野智『世界一難しい恋』12.1%と好調も……「ヒロインの心境が意味不明」と脚本に批判も
1日放送のドラマ『世界一難しい恋』(日本テレビ系)の第8話が、平均視聴率12.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことが2日、明らかになった。前週放送された第7話は、主演の嵐・大野智がベッドシーンに挑戦すると告知されていた影響からか13.0%の好成績を収めていたが、そこから約1%のダウンとなった。
同ドラマで大野は、恋愛ベタなホテルチェーンの若き社長・鮫島零士役を務め、相手役の波留は、新入社員・柴山美咲を演じている。前週は、鮫島が柴山にキスをしようとあれこれ画策したものの、ラストで失敗してしまい仲違い。第8話では、鮫島から解雇を言い渡された柴山が、ライバル関係にあるステイゴールドホテルに再就職することに。一方の鮫島は、柴山のことを考えつつも秘書・村沖舞子(小池栄子)を意識し始めるという展開だった。
「4月スタートの同ドラマですが、現時点では第3話の13.1%が最高視聴率。前週は、大野のベッドシーンに期待したファンが多かったことで、これに次ぐ数字を記録していました。そのままキープできればよかったんですが、今回はギリギリ12%台に留まったというような状況ですね。視聴者の反応をネットで確認してみると、『2人の恋愛がこじれすぎて、見てるのがつらい』『前半はキュンキュンするシーンが多かったのに……』といった書き込みがみられました」(芸能ライター)
これまで、視聴者の多くが不器用な鮫島と柴山の恋愛を微笑ましく見守っていたが、「前週は、鮫島が柴山へのキスに失敗し、大喧嘩に。そしてクビを宣告するという、かなりハラハラさせられるシーンで終わった」(同)ようだ。
「それだけに、今話の注目度も高かったのですが、鮫島は相変わらず不器用な言動を繰り返し、柴山との関係も悪化するばかりと、ほとんど進展はなし。さらに、鮫島の心境が細かく描かれているのに対して、柴山の本心がほとんど描かれないので、ネット上では『柴山の気持ちが読めないな……』『柴山の方もちゃんと描いてほしい』『ヒロインの心境が意味不明』など、脚本に対する不満が出ています。日テレは、『大野ありき』のドラマとして作っているのでしょうし、大野ファンも鮫島の一挙手一投足に『可愛い』と大盛り上がりですが、それが前面に出すぎてしまい、ストーリーの破綻を危惧する人も少なくありません」(同)
『セカムズ』は、日テレの4月期ドラマの中で、唯一安定して2ケタをキープしているだけに、最終回に向けて、数字が下がってしまうのは、局にとっても死活問題。次週、鮫島も大野も名誉挽回なるか?